2005年11月28日

愛が足りない:桜木知沙子


愛が足りない (新書館ディアプラス文庫)

愛が足りない (新書館ディアプラス文庫)

  • 作者: 桜木 知沙子
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 文庫




<あらすじ>
口が悪くて腹が黒い、そんな刈谷彰吾27歳が溺愛するのは2歳年下の義弟・優。
そんな自他共に認める超ブラコンの彰吾の会社へ、優の友人でもある樋口が転勤でやってくる。
仕事はできるし、女にももてる、そんな樋口と出かけた出張先の東京で、なぜか身体の関係をもってしまった彰吾。
さらに樋口は、彰吾に好きだと告げる。
そのまま、ふたりは優に内緒で身体だけの関係を続けるが・・・。
弟の友人で同僚×兄で同僚モノ(く、くるしい・・・)


・・・人間関係がややこしいので、とりあえず簡単に説明しますと、
刈谷彰吾27歳、会社員、これが主役です。
その相手が樋口25歳、同僚、彰吾に惚れてます。
彰吾の愛を一身に受ける義弟・優25歳、樋口とは大学の同級生で今も友人。
というわけで、魅惑の三角関係&禁断の義兄弟モノ(ってほどでもない)。
そしてやっぱり、年下攻(笑)





はっきりって、彰吾のブラコンぶりは、ありえない(笑)
携帯の待ち受けは、当然優の写真。
優からの電話はハイジの曲(笑)
優のためにだけホットケーキを焼き、お風呂に一緒に入ってる。
弟の天使のようなかわいさを説いてまわり、弟の悪口を言うものには裁きを下す・・・。
溺愛も溺愛。
そんなだから、優が究極のおにいちゃん子になるのは当然。
それが元で、散々女に振られてしまうような子なんだけど、それでいつも彰吾に泣きつくものだから、彰吾はそれを見たさに女の選び方がマズイということを指摘しない。
・・・はっきり言って、腹、クロ過ぎです、彰吾(笑)
でも、実際は、二枚も三枚も、優の方が上手なんですけどね。

そんな溺愛ブラザーズに、翻弄されたのが、樋口。
もともと、同級生だった優から、散々彰吾の自慢話をされたところで、実際に会ってみたら好きになってしまった。
しかも、彰吾も優のことばかり。
・・・そりゃあ、兄弟だとわかってても、妬きます。
好きな人が、ほかの奴のことを「好きだ」だなんて言えば。
言葉の意味なんて、言った人にしかわからない。
彰吾にしてみれば、優に対する「好き」には、恋愛のかけらもなくて、純粋に家族としての愛情。
血のつながりのない兄弟だからこそ、大事にしたいという思いがすごくあって、はたから見れば異常としか思えないほどの溺愛になってしまう。
一方の、樋口からすれば、義理の兄弟だからこそ、そこにあるのが、家族愛じゃなく、純粋な恋愛感情なんじゃないかと勘ぐってしまう。

・・・それならいっそ、優×彰吾じゃだめなんでしょうか(笑)
っていうか、そっちの方が見たかったかも。
弟×兄。
義兄弟・・・萌え・・・。

そんな鬼畜発言(笑)しといてなんですが、樋口と彰吾がドライブするところすごい好きだったんですよ。
うっかり、樋口の隣で眠りこけてしまった彰吾が、必死に言い訳してて、かわいらしいんです。
なんだか、実に桜木さんっぽいなーと、思ったシーンでもありました。

この記事へのコメント
こんばんは、棗さん。

私もこのお話、すごく好きです。
あ、兄弟だからっていうわけではなく(誰もそんなこと言ってないのに/笑)攻の樋口がえらく男前じゃないですか?なんかこの男がえらくツボで。

弟の優もお馬鹿なんだけど、愛情深いいい子だし、何よりも無条件なブラコンというだけで私の萌えツボにバッチ来ーい!って感じですし。

甲乙付けがたい二人の男に愛される彰吾が羨ましいですね。自分では腹黒いつもりなのに、周りの方が上手で、実は全然ダメダメなところが男心をくすぐるのでしょうか?

懐かしい、大好きな作品をこういう風に取り上げられるのって、嬉しいです。「棗さんの取り上げる作品って、絶対私がターゲットだ!」と一人で勘違いして喜んでます(笑)

P.S.
私も「ドライブ」の場面、好きです!会長!
Posted by suzuya at 2005年12月01日 21:17
suzuyaさん、こんばんは〜、コメントありがとうございます♪

>あ、兄弟だからっていうわけではなく
問題発言(笑)
っていうのは冗談ですけど、確かに樋口は、この三人の中だったら惚れます、タイプですから。
だがしかし!刈谷ブラザーズのせいで、すっかり兄弟モノの魅力にみせられましたので、私は完全に優贔屓なのです。

>実は全然ダメダメなところが男心をくすぐるのでしょうか?
くすぐりすぎですよね、彰吾は!
樋口はともかく、うっかり優を恋のメラメラモードにしちゃうし(笑)
優×彰吾見たかった・・・(しつこい)

>「棗さんの取り上げる作品って、絶対私がターゲットだ!」
うふふ〜、同盟ですから、萌えツボクリーンヒット狙ってますよー(笑)
こちらこそ、こんな風に反応してもらえると、超がつくほど嬉しいです!

そして私は昭和型人間ですので、ビミョーに古いのが好きなんです・・・。
これからも、懐かしの名作で攻めますよ〜(笑)

Posted by 棗 at 2005年12月01日 22:53
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