2008年04月20日

白の彼方へ:真崎ひかる



<あらすじ>
北アルプスで山荘の管理人を務める朝陽の前に、死んだ恋人そっくりな、新人山岳警備隊員の塩見が現れる。…せっかく長い月日が記憶を薄めてくれていたのに。やっと、いないことに慣れてきたのに。平穏な生活を望む朝陽の前に突如現れた、無視できない存在。心をかき乱され苛立ちを覚える朝陽だったが、一目ぼれしたとひたむきに想いを寄せてくる塩見に次第に惹かれていく。愛する人を再びなくすことの怖さから、朝陽は塩見を拒み続けるのだが―。書き下ろしはベテラン山岳警備隊員の浅田とツンデレ美人医師・間宮の『青の果てまで』&カップル四人のその後を描いた『山小屋の怪』。
新人山岳警備隊員×山荘管理人モノ。
ベテラン山岳警備隊員×医者モノ。

というわけで、オススメいただいたワンコです。
いやいや、こういう情熱一直線の年下ワンコは、大好物です♪
・・・なのに、おいしいとこをすべてかっさらっていった、当て馬さんが、結構印象に残ってしまいましたよ。
ワンコ、がんばれ!(笑)






年下ワンコ×美貌の未亡人。
ワンコ・塩見、かわいいんですよ、ホントに。
一目ぼれしたと言って、食べ物持参で未亡人・朝陽の元をせっせと訪れるという、それはもう必死な求愛行動。
テクも経験もなんにもないけど、好きだって気持ちだけは山ほどあります、みたいな(笑)
そして、朝陽はといえば、死んだ恋人の眠る山で静かな生活をし、そしてたまに浅田と身体だけの関係をもってみたり・・・。
心動かすような事、したくないんですよね。
でも、やっぱり塩見に惹かれてしまう。
そんな朝陽が、「また、山に行く人間を待たなければならないのか」って台詞は辛いです。
おくり出して帰ってくるのを待つ間って、本当に怖いと思う。
そうやって持ってる人がいるからこそ、帰ってくるって言われても、不安だと思う。
なにができるって、ホントに待つだけ。
それでも朝陽が、塩見に「行くな」って言わないんですよ。
「気をつけて」って送り出す。
自分だったらできないなと、思いました。
絶対行くなって言ってしまいそうですよ。
それにしても、このお話短いんですよ!
だから、こうなにげにもったいない感がなきにしもあらず・・・。
しかも、年下ワンコのえっちシーンにあってほしい、アレがなくてがっかり(笑)
経験値豊富な年上受けに、翻弄されて、せっぱつまってほしいんですよ!!
・・・この小説いい話なのに、私の萌えは腐ってるから、なんか台無し(笑)

オッサン×ツンデレ眼鏡美人。
当て馬さんにフォローが入るお話は、実は大好きです。だって、自分が当て馬人生まっしぐらだから(苦笑)
それにしてもオッサン・浅田は、オイシイことこの上なし!な存在です。
・・・っていうか、たぶん、この本の中で一番の存在感。
後輩に自分が見守った大切な人を託し、そしてツンデレさんを手中に収めるその手腕。
ワンコにはできません(笑)
フレンドリーで愛想よくて、ツンな間宮にも、気にせずどんどん突進していくくせに、仕事の時にはプロフェッショナルの顔を見せたりするんですよね。
そして昇進のために恋人に切り捨てられて、ちょっとやさぐれてた間宮の中にどんどんはいりこんできちゃうんです。
しかも、「あらしのよるに」です(笑)
酒の勢いもあって、なんとなく関係持っちゃうんですけど、ツンデレさんはやはりツンデレさんなんですよね。
あの素直じゃないところも、浅田にはかわいくってしょうがないんですよね(笑)
案外っていうか、かなりラブいふたりなので、かなり楽しめました♪
で、このふたりもやっぱり、待つものと行くもの。
どーしてもそこにこだわってしまう私は、絶対に山男とはつきあえん・・・。




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白の彼方へ
Excerpt: 秋月さんがお気に入りの山岳BL小説とのこと。 「でも、年下攻めですよ!」と散々忠告して下さったにも関わらず、いそいそと購入し読了しまし...
Weblog: la aqua vita
Tracked: 2008-04-21 22:26