2005年11月05日

眠れない夜の子供:菅野彰


菅野 彰 / 新書館(1999/02)
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<あらすじ>
流行らない薬局でアルバイトをする大学三年の嘉悦魚彦は、風邪薬を大量に買おうとしたパジャマにスニーカーというアヤシイ姿の青年に声をかける。
それは、幼い頃ほんのわずかの間一緒に遊んだ、夏川貴史、魚彦の初恋の人でもあった。
偶然の再会に喜ぶものの、貴史はひどい不眠症に悩まされていた。
魚彦の元に、貴史はただ、眠りにやってくる・・・。
そして魚彦の眠れない夜が始まる。
大学生×大学生モノ。


ブクログ整理してたら、この本が未入力だったことが判明・・・。
おかしい、菅野さんの本を入れ損なうなんて(笑)
それもあって、久々に読み返してみました。



うーん、確かにBLなんですけど、やはりそこは菅野さん。
どちらかといえば「屋上の暇人ども」のような青春小説の雰囲気が強いかなと。
大学卒業前のあの「得体のしれない不安」っていうのが、経験済なだけになんかもういたたまれないというか(笑)
いろいろ思い返してしまうものがあって、あんまり魚彦と貴史の恋愛模様を楽しんでなかったかも・・・。
それにしても肩書きが変わるっていうのは、なんでこうも怖いんでしょうね。
友達から恋人、学生から社会人。
踏み出してみれば、なんてことなかったりするんですけど、その最初の一歩が難しい時ってなんかあるんですよね。

そんなことより、魚彦と貴史ですが、読みはじめてすぐ「この二人はえっちしないかも・・・」という不安が(笑)
攻めである魚彦が、とにかく面倒見のいい奴、いわゆるいい人。
貴史と一緒にいれば、仲間たちに父と子のようと評されたり・・・。
そもそも不眠症だった貴史も、魚彦のそばでならよく眠れるということで、安心しきって眠ってしまう。
そんなだから、手を出したくても手を出せない(笑)
生殺し。
いいですよねー、生殺し。
そのくせ、手を出したらに、死ぬほど後悔したりする魚彦が、結構好きです(笑)

魚彦がいい男だという証拠だとは思いますが、友人もいい奴らばっかり。
なんだかんだいいつつ、二人の応援というかやじ馬しつつも、ぼんやりした貴史に入れ知恵したり(笑)
とにかく、二人がうまくいったのって、まわりの協力があったからだろうなあ・・・。
でも、大学のキャンパスで、好きだと叫びまくる彼らの友達でいるのは・・・かなりイヤかも(笑)

ところで魚彦は、魚屋の七男なんですが、他の兄弟が気になります〜。
彼がこんなにいい男なら、他の六人もいい男に違いない・・・。
posted by 棗 at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>菅野彰 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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