2008年02月17日

砂塵のかなた:佐々木禎子


砂塵のかなた (f‐ラピス文庫)

砂塵のかなた (f‐ラピス文庫)

  • 作者: 佐々木 禎子
  • 出版社/メーカー: プランタン出版
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 文庫




<あらすじ>
「この場で裸になり、私に跪き奉仕しろ。そうしたら私は君に仕事をまかせよう」雪也は赴任先のアラブの小国で取引先の社長であるシーク・ダニエルに見初められ、仕事の交換条件として身体を差し出すことになってしまった…!楔につながれ欲望の奴隷となった雪也は、仕事をする許しを得たあともシークに溺れた記憶が切なくて―。そんな時、シークと親しい隣国の王子ファハドに攫われてしまい!?灼熱のアラビアン・ロマンス登場。
シーク×会社員モノ。

レッツ、リベンジ・アラブ♪
ということで、アラブの伝道師・ゆちゅ♪さんに正しい道に導いてもらうべく、言い伝えの書物を手にいたしました。
・・・ホントに、私にとってアラブは、地雷っちゅうか、軽くトラウマっちゅうか。
この作者さん自体が初めての方で、結構おっかなびっくり手に取りましたが、いやいやこれはまた・・・。
アラブとはこういうものだったのかーっ!!(開眼)






アラブのお約束。
・・・すみません、私が間違っていました。
1.拉致監禁。
2.会話が成立しない。
3.とりあえず、性奴隷。
4.果物は突っ込んどけ。
5.ありえない金銭感覚。

だと思っていました。
違うんですね・・・。
ショック・・・。
確かに、超リッチぶりは発揮してましたが、アホのような使い方はしてなかったですし、すくなくとも王族であり、かつ会社社長という肩書がありますから、その辺はしっかりしてる気がしましたし。
王族ゆえの、「ひとの上に立つ」ということが当たり前の立場ゆえに、どうしても会話がかみ合わないというか、相手の気持ちが掴めないような部分もありますよね。
でも、まあそこは、アラブの王族と日本の庶民(笑)。
背負うものが違いますから、価値観が違うのもあたりまえなので、その辺もすごく納得が行きました。
なんてったって、国民性の違いってもんもありますから、そもそも。
それにしてもです、この作品は砂漠の雰囲気がすごくよかったです。
この作家さん読むのは初めてだったんですが、描写が丁寧。
しかも、よーく調べてあるなーっていうのがわかるんですよ、ホントに。
時間感覚の違いで揉めるシーンがあるんですが、そういうさりげないところで、やられた・・・って感じでしたよ。

ストーリー的には、ハーレク○ン系なんでしょうか。
その昔、中学生の時に読んで以来、ずっと読んでないので自信が持てないんですけど。
赴任先の異国の地で、身分を隠した王族と出会い、トラブルから救ってもらい、好感を持つ。
そんな彼が実はシークで、仕事で顔を合わすことに。
その後も、ケンカしたり(笑)仲良くしてみたり、時々エロいモーションかけられてみたり。
そして、お約束!!
隣国の王子に攫われてしまい、媚薬を盛られてしまう!
それを、間一髪助けられる。
二人の気持ちは一気に盛り上がるものの、身分の違いを気にして、自ら身を引くのだけれど・・・。
ふふふ、ロマンスですね〜。

シーク・ダニエルは、私の持っていたアラブの王族のイメージを吹き飛ばしてくれました。
一本筋が通ってて、かっちょいい。
何でも自分でできちゃいますしね。
・・・しかし、ラピス仕様。
エロが、エロが長い(笑)
アラブものって、もーやりっぱなしくらいのイメージがあったんですが、この人たち案外回数は少ない・・・気がしました。
でもねー、一回が長い!(当社比)
初・ラピス、やってくれるなあ(笑)
しかし、あらすじだけ読んでると、もっと違う方向想像しましたよ、私は。
・・・ってか、このあらすじだと、わたしの今までのアラブのイメージと全く変わらないじゃん!!
そして、受けの雪也は、オトコマエ受けですね。
仕事に誇りを持っていて、ダニエルがどんなに身分の高い人だろうと、現場では一歩も引かないのです。
そういう姿勢がますますダニエルの心を掴むんでしょうけど。
しかも、相手国のことを尊重するしせいっていうのが、妙に潔くて、そういうところも好きでした。
しかし、この人、自分のフェロモンに気付かない困った人(笑)
この先もダニエルは苦労させられるだろうなあ・・・。
この記事へのコメント
棗さん こんばんは♪

や〜楽しんでいただいてますね、アラブ!(笑)
しかしこの本が他のアラブものとは一線を画しているというだけで、棗さんのイメージするアラブのお約束はだいたいデフォルトですよ…(T∇T)
とりあえず手元にマスカットがあったら何粒入るか数えるね!(笑)

佐々木さんは最近ちょっと路線変わってハーレクインぽさが出て来た気がします。
棗さんが次はどんなアラブにチャレンジされるのかも楽しみ〜♪

すみません、TBはまた後日お願いしてもいいですか?
それではまた〜♪
Posted by ゆちゅらぶ♪ at 2008年02月18日 21:24
ゆちゅ♪さん、こんばんは。
この度は、正しき道にお導きいただきまして・・・って、違うんですか?!

>棗さんのイメージするアラブのお約束はだいたいデフォルトですよ…(T∇T)

あああああ(泣)
やっぱりそうでしたか。
しかも、マスカットは、その後食べちゃうね♪(ヤケ)
この作品は、そのプレイ(?)がなくて心底嬉しかったですよ・・・。
そうかーこの作品、特別だったんだ(泣)

次こそ、夜月桔梗さんのアラブ♪「王子様の正妃」、と思ったら、アレ?これってインド?
あとは、「ベット・オブ・ローズ」が読みたいな〜と思ってますけど、これもエジプト・・・。
・・・アラブじゃないじゃん!
いえ、わたしは諦めませんよ、どこか私の求めるアラブがあるはずよ!
・・・って、具体的にどんなの求めてるのか自分でもわかってませんけど(笑)

コメントありがとうございました♪
Posted by 棗 at 2008年02月19日 20:20
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Excerpt: 砂塵のかなた 佐々木 禎子 多分性懲りもない、という言葉は私のためにあるのだと思います。 f−ラピス文庫 佐々木禎子 「砂塵のかなた」 だってだって好きな作家さんだったん..
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Tracked: 2008-02-20 12:26