2008年01月27日

今宵、雲の上のキッチンで:ひちわゆか


ひちわ ゆか, 紺野 けい子 / ビブロス(2005/04/16)
Amazonランキング:100279位
Amazonおすすめ度:



<あらすじ>
小さなカフェ「ルフージュ」で働く新は、オトコ殺しの笑顔の持ち主だが、中身はハバネロ級の毒舌家。近くに建つ高層ビルのてっぺんに住む会社社長・真宮は、精悍で魅力的な男前なのに、好きな人には心と逆の態度を取ってしまう天下一品の天の邪鬼。そんな二人が偶然出会い、新は真宮に正体を隠して、毎日食事を届けるハメに!会えば喧嘩の意地っ張り同士だけど、顔も見えない夜のキッチンの暗闇では、なぜか素直になれて…。
社長×カフェ店長モノ。


私が続編を心待ちにしている作品のひとつ「13階のハーフボイルド」。
・・・いつか出るんでしょうか(弱気)
そんなわけで(どんなわけだ)ひちわさんの作品で以前から気になってた「今宵、雲の上のキッチンで」です。
今更のような気がしなくもないんですけど、リ○レさんが、新装版出してくれるのを、コレまた待ちくたびれてましたよ・・・。
結局、BOOKOFFで発見して、速攻購入。
ずっと気付かなかった自分もすごいんですけど、イラスト、紺野けい子さんだったんですね〜!
お話もイラストも、美味しかった♪







天の邪鬼×毒舌家、なわけですよ。
どういう経緯をたどるか、予想もしやすいというか・・・。
真宮の行動、アホ過ぎです(笑)
少なくとも、大企業の社長さんなのに、こんな会話がヘタでいいのかというほどに、最初っから最後まで新を怒らせてるんですよね。
ほんと些細な一言で。
日本語には、オブラートに包むとか、遠回しにいうとか、いろいろあるでしょう・・・と思うほどに、直球で間違ったこと言ってるし。
例え本心じゃないとわかってても、私はこんな男と付き合えない(笑)
新も、ただの毒舌家だったら、かわいくないなーと思ったんですけど、これがまた案外好感度の高い青年で(笑)
勤労意欲の高い人、好きなんですよ、受けでも攻めでも。
しかも、プロ意識高いな〜と。
オイシイコーヒー入れてくれるのなら、私はダンナに欲しいよ、まじで(笑)
その新が、第一印象サイアク、その後もずっとサイアク!な真宮のために、ランチを作ることに。
いくら嫌がらせのためっていっても、手間がかかり過ぎ・・・。
餌付けして、おちたところで、正体をバラして、ぎゃふんと言わせてやる計画って、ある意味陰湿って言うか、発想がちょっとネクラなんですよね、新。
そうやって、表の関係とは違う、もう一つの関係がはじまるふたり。
新は真宮を知っているけど、真宮はこのランチの人がだれだかわからない。
顔を合わせることも、出会うこともなかったはずなのに、ちょっとしたハプニングで、お互いの顔も見えないような状況で出会うはめに。
この暗闇の部屋、っていうのが、なんかなんとも言えないシチュエーションですよね。
顔が見えないからこそ、素直になれるっていうのも、なんか狡いよな〜と思いもしなくはないんですが、真っ暗な部屋の中で出会う真宮は、いつもと違って素直だし。
新も、毒舌はすっかり消えて、真宮に対しての悪い印象は減っていく。
正体がバレないようにするため、新からの会話は、手のひらに字を書くというものなんですが、この乙女っぷりは・・・。
イイ大人ふたりが、顔を合わせれば憎まれ口叩いてばかりのふたりが、こんなかわいいことしてていのかな〜ってくらい、その雰囲気は甘いのです。
それにしてもです、私のように第一印象サイアクだったら、その後それをゼロまで戻すのに非常に時間を要する人間としては、新の心の広さに感動しました。
こんな失言大賞、すぐマイナスポイントになるじゃんか!
そういえば、ひちわさんのエロお初だったんですよ(どーでもいい・・・)
いや、美味しゅうございましたね。
なにがって、ふたりのギャップが。
新がソレって、ちょっと反則。
萌えましたよ、もう〜。

ところで、真宮の秘書、多岐川さん、いい味出してますよね♪
この話で、一番食えないオトコでしたね。
毒舌も天の邪鬼も、このソツのない策士にかかれば、赤児同然。
この人が、一番の功労者だと思います。
・・・っていうか、いなきゃ、くっつかなかったでしょ、きっと。

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