2008年01月23日

それは言わない約束だろう:久我有加


<あらすじ>
旨くて安いと評判の定食屋、いせや。大学生の公彰は、そこで働く竜一に「ほんま美味しそうに食べるから」という理由で気に入られ、彼に構われながら夕食をとるのが日課になっていた。ある日、公彰は竜一が本気がお笑いの道を目指していることを偶然知ってしまう。芽が出ないまま、もうすぐ十年。ふだんは能天気にさえ見える竜一の思わぬ真剣さに、夢を持てない公彰は憧れを抱くようになるが…。書き下ろし。
お笑い芸人をめざす定食屋バイト×大学生モノ。


美味しそうにご飯を食べると、モテますよね、オッサンに。
・・・若かりし頃は、ご飯食べてれば、オッサンには異様にモテましたよ、ええ。
しかも、既婚のオッサンにばかり。
全然嬉しくないって(笑)
今は、ちっともモテません。
それより、若い男の子が美味しそうにご飯食べてると、ええなーと思う、今日この頃。(できれば、グッドルッキングメガネ男子)
まるでオッサン!(笑)





久我さんと言えば、関西弁BLというイメージがあるんですが、その中でも「お笑い」が舞台になってるものは、特にお気に入りです。
素晴らしい組み合わせなんですよね、久我さんで関西弁でお笑い。
しかも、イラストが、山田ユギさんと金ひかるさん。
これが美味しくなかったら、何が美味しいのよっ!ってくらい、すきなんですよ。
・・・とはいえ、ここ最近は、めっきりお笑い番組見てないので、かなり疎いんですよね。
誰が好きかと聞かれても、ぱっと浮かびませんから・・・。
それくらい、どんどん新しいひとが現れ、消えていく世界ですよね、お笑い界。
そんなお笑いの世界に憧れデビューを目指し、定食屋でアルバイトをしながら稽古に励む竜一。
なんていうか、いわゆる勝ち組というか、成功者のやたらと多い(笑)BL界において、彼のように夢に破れて新たな道を突き進む攻めって、貴重・・・。
そういう意味で、まず非常に驚かされた作品でした。
ある意味カッコ悪いんですよね、この竜一。
自分の実力に見切りをつけて、夢を諦めると決めたはずなのに、諦め切れない。
それは、当たり前のことだし、今まで人生のすべてを捧げていたものを諦めるってことが難しいことはわかってる。
それをカッコ悪いとは言いません。
問題は、その後ですよ。
・・・公彰に八つ当たりはしちゃダメだと思うわけですよ。
しかも、いっちばん最悪な方法じゃないですか。
くどいですが、強○は犯罪なんですよ。(未遂でしたが・・・)
そんな、竜一を、びっくりするほどの寛容さで受け止めるのが公彰。
この未遂事件の時、公彰は、ずっとずっと竜一のことが気になってたことを本人に言われてしまうんですよ。
自分のことが好きだろうと。
・・・このいたたまれさ、想像がたやすいというか、自分だったら怒り狂うなあという状況ですよ。
好きな人に、お前の気持ち知ってるーと、それはもう軽くあしらわれちゃったりなんかしたら、許せないですよ。
しかも、強○(未遂)。
気持ち弄ばれちゃってるとしか思えない状況なんですが、公彰は、自分が無神経だったからと、竜一の元を訪れます。
自分がいやな思いもしたし、怖い目にも遭ったのに、竜一には竜一の事情があったのだからと、相手の気持ち考えるんです。
ご飯を美味しく食べてるだけの、ぼんやりした大学生じゃないんですよね。
一回りも年上の竜一の方が、子供みたい。
そんな31歳×19歳カップルは、ヘビーな交際開始となりましたが、その後は大方の予想通り、らぶらぶ〜な感じです。
なんせ、色ボケなオッサンが、暴走してますから。
しかし、自分より年下のはずの竜一のオッサンぶりが、末恐ろしい(笑)


前に桜木さんの「好きになってはいけません」の感想書いたときにも突っ込みましたが、今回のディアプラスは、定食屋さんブーム。
定食屋さんからはじまる恋ですね。
どちらもそうなんですけど、読んでておなかが減る(笑)
おいしそうだ〜。
posted by 棗 at 21:05| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>久我有加 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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