2007年12月16日

盃、いただきました:小川いら


小川 いら / 幻冬舎コミックス(2007/09/14)
Amazonランキング:130729位
Amazonおすすめ度:



<あらすじ>
父親を亡くしたばかりの高校生・乃木坂澪の前に現れたのは、ダークカラーのスーツにサングラスで身を固めた美貌の男・高原誠司。暴力団組織の顧問弁護士だと言う高原に澪が聞かされたのは、自分でも知らない出生の秘密だった。澪は指定暴力団赤間組組長の孫で、3人の兄がいるらしい。しかも、赤間組では澪を「跡継ぎ」として歓迎しており―。
弁護士×組長の孫モノ。

やっぱり、この表紙は私の中で、今年一番のインパクト大賞です。
でなきゃ、手に取らなかったかなーと、秘かに思ってます・・・。
ヤ○ザモノなんですが、どこかほのぼのとした空気が流れていて、なんともカワイイお話だったです。
とはいえ、澪が日本刀振り回すシーンは、ありませんでしたが(笑)





31歳×17歳。
しかも攻めが弁護士。
この犯罪〜な年の差カップルは、結構萌えツボ(笑)
しかも、赤ちゃんの頃を知ってる澪に、手を出した高原は、なかなかのチャレンジャー。
そして、なんてたって、自分が顧問弁護士をしている組の、大事な後継者の澪に、あーんなこととか、こーんなこととか。
しかも、人生経験豊富で、世間の荒波を渡ってきた高原とは違い、父子家庭で実に素直に育った澪。
かわいそうになるくらい、大人に振り回されてます。
それは高原にとっては、なんだかちょっとした悪戯というか、つまみ食いとか、そんな程度の軽い気持ちだったんだろうけど、それをうまく交わせるほどに澪はすれてないんですよね。
死んだ父以外に家族はいないと信じていたところに、いきなり家族がいると告げられ、しかもそれが組長一家。
あげくのはてに、四男の自分が跡継ぎだと決めつけられてしまう。
父親の事故死を悲しむヒマもないくらいに、急展開でコトが運んでるところに、悪い大人(笑)高原の存在。
いやだいやだといいながらも、家族や生活に馴染もうと必死な澪の、素直っぷりは、あの組織にあってもかわらなくて、みなさまペース掻き乱れっぱなし。
それでも、やっぱりその組織を背負っていく覚悟も器量も持ってない澪。
そんな中、頼りになるのは、祖父でも三人の兄たちでもなく、高原。
その高原のために、澪はある決断をする。
・・・そういう、澪のまっすぐさをぶつけるには、高原はちょっと狡い大人すぎて、そこまで手ェ出しといて、完食なしですか・・・みたいな(笑)
そういう気持ちは、切なかったです。
澪がかわいかっただけに。
しかも、あの、兄貴どもも、なんのかんの言いつつ、末っ子に丸投げしてんじゃねー、と、怒り心頭。
めずらしく、幼気な高校生に肩入れしてしまったお話しでした。

ところで、この兄弟、みんながみんなそうなんですよね。
ええ、赤間組は澪が継がなくてもそろそろ途絶えそう(笑)
そんな兄貴たちのお話が、来月でますね。
七代目、お譲りします」。
個人的には、次男カップルが結構気になってます。
posted by 棗 at 20:28| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>小川いら | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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