2005年09月24日

世界の果てで待っていて 〜天使の傷痕〜:高遠琉加

世界の果てで待っていて
高遠 琉加著
大洋図書 (2005.9)
ISBN : 4813011063
価格 : \903
通常2-3日以内に発送します。


<あらすじ>
元刑事で探偵の黒澤統一郎は、中学生の奏から人捜しの依頼を受ける。
三年前に行方不明となってしまった双子の律を捜して欲しいと。
その頃、黒澤の元相棒で、現在も刑事の櫂谷雪人は、コンビニ強盗事件を追いかけていた。
別々の事件を追うはずの二人だったが、ある目撃者捜しをすることから協力し合うことになる。
ある、過去の出来事を忘れたふりをして。
探偵×刑事モノ。


「好きで好きで好きで」以来すっかりのめり込んでしまった高遠琉加さんの二冊目です。
いつも読ませていただいてるブログの皆様が、こぞってとりあげていらっしゃったので、手を取ることに。
そして、読んでよくわかりました、皆様が高評価だったわけが!
どうしようってくらい、ツボ過ぎなんですけど〜。
表紙もイラストも設定もキャラクターもストーリーもセリフも文章も、めちゃめちゃ好みでした・・・。
ものすごく甘々な作品が読みたい気分、とっても大人のしっとりした恋愛を味わいたい気分、どっちも好きだけど両立しない。
基本的にどっちかひとつの気分にどっぷり浸かる、そんな感じでしょうか・・・。
それで最近ずっと桜木知沙子さんや月村奎さんを読んでいて、そろそろかわいゆみこさんや英田サキさんのような、大人の男が読みたいな〜と、本能が叫んでいたところでした(笑)
いちゃいちゃべたべたらぶらぶなのもいいけど、こんなつかず離れずな関係も、もうたまりません・・・。




触れることができるのに、できない。
そんな距離感を匂わせる、黒澤と櫂谷。
身体は近付けるのに、心に届かない。
でも離れることもかなわない。
そんな二人は過去に、あるひとつの事件をきっかけに、関係を持ってしまうけれど、なんだか切なすぎて痛い。
いつもだと萌え(笑)を感じる場面なはずなのに、全然・・・。
生きてるということを確認するための行為でしかなかった、そんな気がしてしまって。
櫂谷はきっと、黒澤に対して今も昔も、特別な感情を抱いてるような気はしてる。
でも、今の黒澤はどう思ってるのか、よくわからない。
ただ、事件が起きる前は、違ってたはず。
酷く酔った櫂谷に触れた黒澤の指先が、言葉よりずっと雄弁に欲望を語っていたから。
なのに、今はそれをなかったことにしてる二人。
いつそれが、あったことになるのか。
あったことになったら、二人はどうなってしまうのか。

それにしても、今回は、もれなく攻の黒澤にホレました(笑)
やたらと女にもてる男、黒澤。
確かに、二枚目半で優しい。
でも、一見、間口が広そうに見えても、決して奥へは踏み込ませない。
どうしようもなく深い闇を抱えてる。
「先に死なないでくれ」なんて言われたら、どうしろっていうんですか(笑)
でも、私は櫂谷にはなれませんね、きっと・・・。




この記事へのコメント
こんばんは、棗さん。

まんまと高遠さんに嵌って下さって嬉しいです!

>でも離れることもかなわない。
そうなんですよね、もうキッいなら離れればいいんですけど、この二人。それでも離れられないんですけど、それすらできない。

軽くイロコイという言葉では言い表せない、微妙で危うい関係(うっとり)

黒澤には激しく惹かれますが、私も櫂谷にはなれません(涙)こんな深い闇を覗き込む覚悟って…。こういう作品を読むと「ああ、やっぱ男同士じゃないと無理だな」って思わされます。悔しいけど、女じゃ櫂谷の役目は果たせない。

続きが気になりますね〜!!!
TBさせていただきましたvえへ。
Posted by suzuya at 2005年09月24日 00:46
suzuyaさん、こちらこそコメント&TBありがとうございます♪

>「ああ、やっぱ男同士じゃないと無理だな」
そうなんですよ、そうなんですよ!
女はただ傍観するしかないんですよね・・・。
しかしながら、それがまた激しくツボだったりするんですけど(笑)
なんて、厄介な体質なんでしょう・・・。

”ストライクゾーン近いぞ同盟”、いいんですか私なんかが会長で?(笑)
これぞという作品を発見した際には、熱く激しく萌えましょう!!

ところで、むねちかが、また暴走したようで・・・(恥)
Posted by 棗 at 2005年09月24日 21:18
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