2005年09月16日

好きで好きで好きで:高遠琉加


高遠 琉加, 佐々 成美 / ビブロス(2004/01/15)
Amazonランキング:4,263位
Amazonおすすめ度:



<収録>
好きで好きで好きで
ラブソングみたいに

<あらすじ>
23歳でフリーターのような生活を送っていた三浦は、フラワーショップで働くことに。
仕事にも慣れてきた頃、突然店にやってきたのは、高校時代の同級生、堂島だった。
彼に恋い焦がれていた三浦は、卒業前に堂島への思いを告白するものの、断られてしまう。
五年ぶりに再会した堂島は、その店の娘である由布子の恋人だった。
会社員×花屋モノ。


高遠さんの作品、実は苦手なのかも、と思っていたんですが、撤回宣言をしなければなりません。
やはり、一冊でその作家さんのすべてがわかるわけではないなと・・・。
切なくて、痛くて、苦しくて、どうしようもない気持ちになるんですが、すごくよかったです。
・・・うわ、子供の読書感想文みたいなことを書いてしまった(泣)
どうして、本当にいい作品に出会った時ほど、気のきいたことが書けないんでしょうか・・・。



この作品の場合、タイトルにすべてが凝縮されてるのかなと。
「好きで好きで好きで」
本当に、三浦の気持ちは、それだけ。
高校時代も、再会してからも、恋人がいることを知っても、身体を重ねてしまっても。
こんな時ほど、自分の気持ちを自分でどうにか出来ないことが、もどかしくてはらだたしくてしょうがない気がする。
どんなに好きでも、”絶対に”好きになることはなく、恋人までいるのだから、諦めなくてはならない人だということは、一番よくわかってる。
でも、だからって、すぐ諦められるものじゃない。
だったら、ただ好きでいるだけでいい。
でも、ふとした瞬間思いが溢れそうになる、わかっていても見つめてしまう、嫉妬も生まれる。
そんな三浦を見ていて、苦しすぎて胸が痛みました。
多分それって、自分の記憶と微妙にリンクするところがあるのかなと・・・。
「好きで好きで好きで」は、三浦の思いが成就することなく終ってしまい、えええっ、と思ってしまったんですが、堂島サイドの「ラブソングみたいに」で、幸せな結末を迎えることができて、本当に・・・(涙)

ただこの作品、ひとつだけ難点が・・・。
キャラクターの名前が、知り合いの方と同じ名前でした(笑)
BLのキャラクターの名前は、できるだけ珍しいであってほしいと、切に願った瞬間でした。
・・・しかもよりによって”受”側とは(泣)



この記事へのコメント
こんばんは〜棗さんv

またもや、ストーカーのようにお邪魔いたします、suzuyaです。棗さんの「雪月花」は私のオアシスだ〜!いつもありがとうございます。

私もこの作品好きです〜!自分の好きな作品を好きだと言って貰えると、ホントに嬉しいです(ほろり)棗さんとはストライクゾーンがかなり近いと思うのですが、いかがでしょうか?(笑)私は勝手に「同士よッ!」とか思い込んでおりますが(笑)

片想いの相手と身体を重ねて、ここまで後悔する話もちょっとないなぁ、とかいつつ、自分の片想いの記憶と重ねて読むと、ヤバいくらいに嵌る物語ですよね。

TBさせてくださいね。
Posted by suzuya at 2005年09月17日 19:27
suzuyaさん、こんばんは〜。
コメント&TBありがとうございます。

>ストライクゾーンがかなり近いと思うのですが、いかがでしょうか?(笑)
明確にこれがストライクゾーンですって説明できなくて、あいまいな書き方しかしてませんが、近いでしょうか?
なんだか嬉しいですね〜。
同士ですね〜、うふふー。(←キモチワルイ)

そうですよね、この作品、恋の記憶というより”片思い”の記憶に直結しますよね・・・。しかも、うまくいかなかった恋ばかりが思い出されてしまいましたよ(笑)

それにしても、オアシスなんて〜、恐れ多い・・・。
こちらこそ、いつもsuzuyaさんのブログは楽しみにしてます〜。
Posted by 棗 at 2005年09月17日 20:53
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