2007年11月07日

おまえは、愛を食う獣。:神奈木智



<あらすじ>
モグリの外科医・小田切優哉が始めて一ノ瀬響に会ったのは、響が15歳の時だった。優哉は会った瞬間、本能的に8歳年下の響を「これは俺のものだ」と直感、誘惑。以来6年、身体の関係を結んでいる。しかし響の2代目襲名を間近に控え、周囲は厳しい状況になってきた。反対派による襲撃も増え、身体だけのドライな関係だった二人の心も揺らぎ始め…。
ヤ○ザの二代目×モグリの医者モノ。

なんだかリピート率の高い神奈木さんのシリーズ第2作目です。
前作の主役の室生×菜央も出てきますが、こちらのお話は、響×優哉CPメインですね。
私の好みだと、断然室生×菜央カップルなんですけど、このケダモノカップルもなんか気になるんですよね・・・。(ちなみに、前作「やさしく殺して、僕の心を」の感想はコチラ
なぜかダントツで再読してるんですよ。
ところで、はじめてこの本のあらすじを読んだ時、優哉が攻めで、響が受けだと思ってしまい、イラストを見てしばらく悩んだ記憶が(笑)
「これは俺のものだ」発言は、攻めだけのものではないんですねえ・・・。
勉強になりました(笑)



えっちをするのに、「愛」か「テクニック」がないと減ってしまうよ、と菜央に説いた先生は、愛でテクニックを補ってました、というお話(ウソ)
「これは俺のものだ」って、15の少年捕まえて、23の大人が何を言う(笑)
そんな困った誘い受の優哉先生は、えすでえむ・・・。
そうだねー、あんな響がいいなんて、えむだよねー。
でもさ、響も、えむでえすだと思うんだけどな、私としては。

凶暴な感情を持て余す響と、それを気に入ってる優哉。
身体の関係からはじまって、そのまま6年がたってしまう。
二代目という立場や、双子の彗の健康のこととか、響のいる場所というのは出会った頃とはまるで違っていて、ますます、獣はフラストレーションをため込んで、それを発散する術を優哉にしか見いだせないでいて。
一方の優哉も、こんなに長続きしたのはすごいと思いつつ、気がつけば離れられなくなっている。
お互いに、お互いが必要になってるんだけど、それを気持ちのせいにはしたくなくて、かたくなに身体のせいだと思い込んでて。
誰になんと言われようと、そこに感情なんてない、ただのセフレだと、言い切ってしまってる。
その辺りのこと、室生は察しが良すぎるくらい良くて、(自分のことは恐ろしく鈍いくせに)遠回しに、別れろなんて言ってくる。
そうなって、初めて優哉は、状況がみえてくるんですよね。
自分は、思ってたより随分響に情が湧いてるなと。

でも、年上受けは、こんな状況に陥ったら、別れを決断しなければならないのが、BL界の常・・・。
ウソついてでも、年下のかわいい恋人(セフレか・・・)を、振ってしまう。
でも、そこで簡単に引き下がらない、年下攻め。
・・・すいません、そういう愁嘆場演じてるカップルが、すごい好きなんです(笑)
っていうか、年下×年上CPだと、一度は通って欲しい道なんですよ、個人的に。
雨降って地固まりますからね♪
どこまでも、ベタが好き・・・(笑)

その後の二人の関係は、前と違って、感情丸出しなんですよね。
とくに優哉。
今までだったら、「嫉妬」なんて感情、おくびにもださなったくせに、今じゃ真剣に彗に妬いてる始末。
響も、いつぞやの優哉の台詞そのまんまというか、優哉は自分のものだと宣言しちゃうし。
六年かけて育てた愛は、食べるには甘過ぎですよね(笑)



posted by 棗 at 21:38| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>神奈木智 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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