2007年11月05日

恋に命を賭けるのさ :鳩村衣杏


恋に命を賭けるのさ (白泉社花丸文庫)

恋に命を賭けるのさ (白泉社花丸文庫)

  • 作者: 鳩村 衣杏
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 文庫





<あらすじ>
兄の悠とクリーニング屋を営む三佐和透は、純情な兄とは違って女好き。ある日、兄の恋人の秘書・新海聖司を見かけて、その眼鏡美人っぷりとサドっぷりに惚れ込み、猛アタックを開始する。Hまでは辿り着いたものの、聖司はあくまでもそっけない。実は聖司はヤクザの組長の息子。思い悩んだ挙げ句、透がとった行動とは…!?「親分、息子さんを俺にください!」史上最強の“嫁”、ついに登場。
クリーニング店員×秘書モノ。

前作『愛と仁義に生きるのさ』(感想コチラ)のスピンオフ作品です。
あちらで主役だった悠の弟・透が、今作の主役。
お相手は、悠の恋人の長嶺の秘書として登場した、クールビューティメガネの新海。
前作読んだときから、この二人の話が読みたいな〜って、切望してました。
・・・だって、私の好きな年下ワンコの匂いがしたんだもん(笑)
しかし、いいのか三佐和クリーニング店!?




確かに「年下ワンコ×クールビューティ」だったんですけど、一筋縄じゃ行かないところがさすが鳩村さん・・・。
この透というキャラが、なんていうか極上の年上キラー?
ホントにツボ押さえてるんですよね・・・。
それをされたら、わかっていてもおちますよ、こちらは。
でも、逆にツボを押さえすぎてて、腹立つかも(笑)
それくらい、恋愛スキルが高い・・・っていうか、器用なんでしょうね、この人。
そして、とっても要領がいい。
そんな彼の、史上の恋愛は「気がついたら、ハマってた」状態。
新海に、一目ぼれして、それはもう猛アタック。
いつもの小手先だけのテクニックじゃ、ちっとも落とせない新海に、もう必死で食いついていく透が、すさまじくかわいいです。
透も要領がいいだけのちゃらい男だったら、ここまで贔屓にしないんですけど、彼は自分をよくわかってるというか、案外客観的に見れてますよね、自分のことを。
要領は決していいとは言えないけれど、一生懸命で勤勉な兄のこと、すごく尊敬してるし、自分はちょっと人より器用なだけだと、わかってる。
そういう姿勢は、すごく好感が持てます♪
だからといって、自分の仕事に対する姿勢がいい加減かといえば、そうではなく、やっぱり誇り高きクリーニング職人として、120%の力を出すべくがんばるし。
あの要領の良さと、案外ひた向きなところがあるという、そのギャップに、新海じゃなくても、年上の女はめろめろさ(笑)
そんなワンコに尻尾ふられたのが、クールビューティメガネの新海。
新海はあの長嶺の秘書にして、ヤ○ザの組長の息子。
前作で、悠にすっかりその筋の方だと勘違いされてた長嶺の秘書が、ホンモノだったというこの設定に、やられました。
この新海は、まあ大人なんですよね。
女にモテる透が、自分に猛アタックかけてきても、気の迷いだろうくらいの気持ちで、かるーくあしらっちゃうんですよね。
それでもめげないワンコが、必死で食らいついてくるもんだから、ほだされてるんだか、諦めの境地か、まあ一回でも相手してやれば、向こうも目が覚めるだろうなーくらいの気持ちで、ご飯→ベッドコースに(笑)
でもね、やっぱり仕事で顔合わせてるのと、プライベートで会うのって、やっぱり全然違うモノで、より本質に近付けるような気がするんですよね。
自分が思ってたより、透は器用なだけじゃなく、いろんなことをきちんと考えることのできる人物で、これは好きならないわけがない。
でも、自分には、最大にして最強の秘密がある・・・。
大人って、辛いですよね。
物分かりのいいふりして、イヤな選択しなくちゃいけないから。
自分はいずれ組みを継がなくちゃいけない、そう思ってる新海は、本当のことだけは何も言わずに姿を消すことを選ぶ。
それにしても、新海は、いい人たちに囲まれてますよね。
子供の頃に、イヤな目に遭って、それこそ人なんて信用したくないんでしょうけど、今現在、彼のまわりにいる人たちは、透を含めて、みんな新海のこと考えてくれてる人たちばかりですよね。
なんかやっぱり「年下ワンコ×クールビューティ」は私のツボだと、再確認いたしました・・・。

それにしても、花丸文庫には、物申したいんですけど!!
あの背表紙のタイトルの色は、どーなんですか?
赤と黒はいただけない。
オビのあおりはなんなんですか?
こんなところで、小島よしおはいりません!!
どんだけおっぱっぴーなんだよ・・・。
posted by 棗 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(1) | BL(小説)>鳩村衣杏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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