2005年08月31日

雨の上がる場所:桜木知沙子


桜木 知沙子 / 成美堂出版(2005/08)
Amazonランキング:5,616位
Amazonおすすめ度:



<収録>
雨の上がる場所
イン ユア ライフ
ラブ ドライブ

<あらすじ>
大学受験の会場で着いたそうそうに倒れてしまった透人は、そのとき助けてくれた伊豆原というバイトの学生に心魅かれるものを感じていた。
もう出会うことないと諦めていた時、思わぬ場所で再会を果たすことになる。
初めて足を運んだゲイバーで、伊豆原はバイトをしていたのだった。
はっきりとその気はないと告げられてしまったものの、透人の気持ちは日々伊豆原へと向かっていくのだった・・・。
浪人生×大学生
大学生×大家
大学生×大学生モノ。

ちょっと、だれかが亡くなってしまうような話は読みたくなかったので、幸せオーラ(笑)を放ってる桜木さんのこの作品を選んでみました。
「ストロベリーハウスフォーエバー」の続編というよりは、前編にあたる作品で、前回主人公だった純介の兄・透人が今回の主人公で彼が噂の恋人・伊豆原と出会う「雨の上がる場所」、そしていちごや荘の先発カップル(笑)有坂と市後谷が恋人となるまでの「イン ユア ライフ」。そして唯一前作の続編にあたる、その後の純介と根津のお話「ラブ ドライブ」、となってます。
それをなぜか、「ラブ ドライブ」→「イン ユア ライフ」→「雨の上がる場所」の順で読んでしまいました。
・・・多分、無意識に好きなカップリングの順で読んでいたのではないかと。







桜木さんの作品を読んでいていつも思うんですが、ゲイであるという自分の性癖を、ものすごく悩みますよね、みんな。
友達やまわりの人にバレたらどうしよう。
家族に知れてしまったら失望されてしまう。
好きな人にこの気持ちが知られたら、気持ち悪がられる・・・。
最近のBLって、結構その辺のところがノープロブレムなことが多いんですけど(笑)桜木さんの作品の場合、それを避けてないので、読んでるほうがもう苦しくて苦しくて・・・。
これでハッピーエンドにならなければ、読めないです(笑)
今回は、もう結末わかってたのでわりと安心して読めたほうですね・・・。
でも、透人が落ち込むたびに、呼吸困難に陥りそうなくらい、苦しかったですけど。
確かに、恋愛ってラクなはずはないし、傷つかないなんてことない。
泣くことも多いし。
でも、その分楽しいことも嬉しいことも、ちゃんと用意されてるはず。
わかっていたけれど、みんなのしあわせな結末には、安堵しました。

ところで、一番大好きなカップルの「ラブ ドライブ」。
甘すぎてとろけそうでした(笑)



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