2007年09月07日

愛っていくらだ、おいしいかい:花川戸菖蒲


花川戸 菖蒲 / マガジンマガジン(2003/04)
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<あらすじ>
借金返済を理由に末永の家に居候することになった小宮萌実。ふとしたきっかけで、恋愛面倒病である末永のリハビリとして身体を重ねることになったふたりだったが…『小説June』掲載の表題作ほか、『スメルラクエン』と表題作の続編書き下ろしを収録。

心が疲れたときには、やはり花川戸菖蒲さんで、ほや〜んと癒されたいのです・・・。





【スメルラクエン】
会社の同僚。親友以上コイビト未満な関係。
会社員×会社員モノ。

読めば読むほど、バカみたいに素直で正直、そして真面目な佑が、K野にみえてしかたありません。
一方の、仕事はできるが、いまいちヘタレな聡明が、S道にみえてしかたありません。
・・・病が相当深いです。
そんなわけで、このお話、すごく好きなのです。
たとええっちがなくっても(笑)

【愛っていくらだ、おいしいかい】
【なんにもない一日でした。】
会社員×無職モノ。

居酒屋のトイレで、元同僚に土下座してまで借金をしようとしていた萌実。
そんな萌実をたまたまみかけて、なんとなくおもしろそうだからと、拾った末永。
花川戸さんの作品って、わりと不思議ちゃんな受が多くて、そんな受ちゃんを、しっかりした大人攻くんが、育成・・・ってイメージがあるんですけど、これはどちらかといえば、逆、かな・・・。
居酒屋のトイレで土下座してる時点で、萌実もどうかと思いますけど、それを「おもしろそう」と拾って帰ってしまう末永も、ちょっとどーよ、と(笑)
自分でも気がつかないうちに、生きることがなんとなく面倒くさくなっていて、なにもかもがわりとどーでもよくて、そんな不満はないけど、満足はしてない状態の末永が、なぜか萌実だけは、気にかけてしまう。
そんな末永は、恋愛面倒病で、それならリハビリにと、萌実が、キスはいくらで、抱き合うのはいくらで・・・と、すべてをお金に換算してしまう。
そこから、ビジネスで寝るという関係になってしまうのだけれど、二人はすぐに後悔しはじめる。
・・・ホントに好きになったから。
でも、今更、好きだなんて言えない。
言ってしまったら、今のこの関係は終わってしまう、お互いに同じ思いを抱えながら、虚しくなりながらも、お金で関係を続ける道を選んだはずが・・・。
やっぱり、そんなこと、お互いにできなくて、自分の気持ちに正直になるふたり。
・・・その後は、もうごちそうさま♪というしかない、甘い展開です。
それにしても、結婚しようって、やっぱり花川戸さんの作品には不可欠ですよね(笑)
また、攻がタワゴトゆってる〜と、悶絶しながらも、結構幸せな気分になれるのです・・・。
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