2005年07月25日

金の鎖が支配する:桜木知沙子


桜木 知沙子, 清瀬 のどか / 徳間書店(2004/03/27)
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<あらすじ>
専門学校で講師をしている各務は、同僚であり、長年の片思いの相手である北嶋の結婚話にショックを受け、酔いに任せゲイバーへと足を運ぶ。
そこは教え子である河本のアルバイト先で、ずっと隠していた自らの性癖や北嶋への思いを弱みとして握られてしまう。
ばらされたくなければ相手をしろという、河本の条件をのみ、各務は河本のマンションで監禁のような状態に陥り、毎晩好きなように抱かれてしまう・・・。
専門学校生×専門学校講師モノ。


はじめ、あらすじ読んだ時、
・・・監禁モノ?
と思ってなかなか手が出せずにいて、いざ買ってみたら今度は表紙を見て、
・・・調教モノ?
と思ってなかなか読み始められなかった一冊です。






個人的に、強姦から恋がはじまるものなのか?
という疑問が常にあって、これって男女間だったら、絶対にありえないシチュエーション。
腐女子のファンタジーのBLだからこそ、かろうじて成り立ってる気がしなくもないんですが、まあフィクションもフィクションの世界ですから、どうでもいいことですね(笑)
終わりよければ、すべてよしなのです。

各務は、自らがゲイであることを真剣に悩んでいて、同僚の北嶋への思いも、ずっと胸に秘めたまま。
そんな各務の弱みを握った河本は、ほんの遊びのつもりで、無理やり河本を抱いてしまう。
そして、目新しいおもちゃを手に入れたぐらいの気持ちの河本は、各務に同居という名の監禁を命じる。
毎晩、気が向いた時間に、各務の体を好きなように弄び、自分だけが満足する。
そうやって、河本は各務の体を支配することはできたけれど、心は別。
どんなに酷いことをされて、脅されても、各務は心が屈することだけはなかった。
そして、河本もそこから微妙に変わりはじめる。
結局、相手を変えようと思って、何かをしたり言ったりして、変えれるものでは絶対にない。
相手を変えようなんて、傲慢だから。
自分が正しいと思うことをするだけのことが、こんなに力があるなんて、すごいかも。


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