2005年07月02日

負け犬のなんでも屋:漫画・麻生海、原作・菅野彰


麻生 海, 菅野 彰 / 角川書店(2005/03/29)
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<あらすじ>
プロ野球選手をめざしていた元高校球児・森田寅次郎、父親のリストランテを潰した元料理人・柳瀬敦、そして元人気作曲家の中川幹彦、人生の負け犬三人がはじめた「なんでも屋・ナンデモアリ」。
そこへ、中川の元妻が持ってきた難問と、天才作曲家・高橋遼一が加わり、思わぬ方向へと人生は転がりだす・・・。
天才作曲家×元作曲家
元高校球児×元料理人モノ(・・・多分)


某有名本のおかげで、「30代以上・未婚・子ナシ」の女性の総称になってしまいましたが、そうです、”負け犬”とは、本来こういう意味に使うモノだったんです(笑)



それにしても、この三人の負け犬っぷりときたら・・・(泣)
みごとなものです。
とくに、主人公・中川は不幸の五段活用(笑)
最初の妻とは偽装結婚の涯にポイ捨てされ、二番目の妻をその最初の妻に寝取られ、才能高き天才作曲家が現れ自分の才能に見切りをつけてしまう。
揚げ句の果てに、男も女も嫌いな、完璧な人間不信。
しかも、作曲家をやめるきっかけになった天才作曲家の高橋に、愛されるから、始末に負えない(笑)
でも、こういうトラウマ系人嫌いには、高橋のような何にも考えてない男はぴったり・・・。
なんていうか、菅野さんって、こういう社会生活不適合者、得意ですね・・・。
しかしながら、注目してるのはこの二人ではありません、寅×敦の幼なじみバカップルの方です。
人生という長い迷路に迷い込んで未来に進めないでいる二人だけど、スタートに戻ろうとしている寅次郎、料理人に戻る気のない敦。
ああいう、先の見えない時、逆に先が見えてる人を応援してあげる事って難しい。
だからきちんと行けって言える敦はイイ子。
そして一方の寅次郎も敦の不安をわかってて「お前のおーじ様になってやってもいいんだぞ」と。
・・・そんなこと言われたら、たまんないですよ。
最近菅野さんのホームページで、未来のビジョンの話が出てましたけど、この作品にきちんと描いてある、そんな気がしました。



posted by 棗 at 19:04| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(マンガ)>ア行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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