2018年12月14日

マーメイド・マーダーズ:ジョシュ・ラニヨン



有能だが冷たく、人を寄せつけないFBIの行動分析官・ケネディ。彼のお目付役として殺人事件の捜査に送り込まれた美術犯罪班のジェイソンは事件が起きたキングスフィールドで幼少期を過ごし、連続殺人事件で幼なじみを失っていた。ケネディはその事件を解決に導いた伝説のプロファイラーだった。捜査が進む中、当時の連続殺人事件との共通点が発見される。あの悪夢は本当は終わっていなかったのかー!?「殺しのアート」シリーズ第1作。



実は、ジェイソンの上司のマニングがすごく気になってる。




16年前の連続殺人と似た事件がまた同じ町で起こる。
その事件のために集められたのは、当時の事件とかかわりのある人々。
現在進行形で事件は進みつつあるのに、どこか過去に引き戻されるような感覚。
当時事件を率いたケネディたち、一方事件で友人を失ったジェイソン、そして舞台はうち捨てられた古い町。
この過去と現在の交わり具合がなんとも言えなくて、読んでる最中、何度となく過去へと気持ちが呼び戻される。
ただ、この中で確かに言えるのは、ケネディとジェイソンの関係は当時とは違い、同じFBI捜査官として同じ事件にかかわり、当時生まれることのなかった感情を抱えている。
とはいえ、ケネディ、本当に厄介な男だ…。
仕事は有能、でも人としてちょっと…。
あれだけ他人に反感買われるというのも一種の才能としか思えない。
シリアルキラーを捕まえた男として、ジェイソンにはケネディに対する尊敬の思いがある一方で、職場内での噂も知っている、そして臨時のパートナーを組むことになり開始数分でその実態を知ることになる。
ケネディ自身は無感情装ってはいるけれど、それはもしかして仕事柄そうならざるをえないのではないかと思うことも。
アルコールの力でしか外せないたが、もしかしてあれはアルコールのせいにしたかっただけではと深読みしたくなる。
そんなめんどくさいケネディにたいして、ジェイソンは直球すぎる気がする。
だけど彼には柔軟さがあって、あんなケネディですら受け止めようとする。
ケネディみたいに理論武装のまえに、やってみようという気持ちをもてるくらいに。
それにしても、ずーっとケネディみたいな男面倒くさいなあと思ってたんだけど、ふとジェイソンとの年の差を気にしてることを漏らすシーンに、ちょっとときめく。
こんな小難しい男でもそんなかわいいこと言うんだって。
ケネディ、次の巻ではもっとかわいくなってろよ。

次は、モネ!
ジェイソンの本領発揮のターンですね。
翻訳が近いうちに読めるといいな。
って、絶対出るのよね?このシリーズ。


意外と次がWinter Killのほうだったりしたら、それはそれでうれしいよ。



posted by 棗 at 21:22| Comment(0) | 翻訳BL>ジョシュ・ラニヨン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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