2005年06月25日

おおいぬ荘の人々1〜7:菅野彰, 月夜野亮


おおいぬ荘の人々〈4〉 (新書館ディアプラス文庫)

おおいぬ荘の人々〈4〉 (新書館ディアプラス文庫)

  • 作者: 菅野 彰
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: 文庫





おおいぬ荘の人々〈1〉
おおいぬ荘の人々〈2〉
おおいぬ荘の人々〈3〉
おおいぬ荘の人々〈5〉
おおいぬ荘の人々〈6〉
おおいぬ荘の人々〈7〉

<あらすじ>
ひっそりとたたずむ洋館「おおいぬ荘」ことホ○の館。
大家のアシュレイ、住人の明生、裕幸、征雄、櫂、ユキ、力人、裕次郎、世津、健太、に白いねこ、イグアナ。そして彼らを取り巻く人々の巻き起こす騒動の数々と、日々・・・。
大家×大学生
音大生×文系大学生
劇団員×大学生
義兄×義弟
元殿様×映画監督
小学生×大学生
保険屋×学芸員モノ(・・・お、おおい)


桜桃書房から1996年に「いつか王子様が〜おおいぬ荘の人々」という作品で発行されていたものが、新書館から再び。2001年からはじまり、2005年2月に感動(笑)のフィナーレを迎えたばかりです。
その昔、菅野さんの「ただでさえ臆病な彼ら」を読んだ時、最後の方に「いつか王子様が〜おおいぬ荘の人々」の広告が、しかもタイトルのうしろに(仮)がついてたのが、いいです(笑)。
当時、菅野さんファンではありましたが、この本買わなかったんですよね・・・。なぜか。
なんで買わなかったんだろうと後悔もしたけど、あんなに待たされるんだったら全巻出版されてからの大人買いで全然よかったかな〜とも思いましたね。
あとがきにもありましたが、1996年と2001年。たかが五年、されど五年・・・。
携帯電話、進歩しましたよね・・・。


本編なんですが、菅野彰&月夜野亮コンビというだけあって、キャラクターもカップリングも、多彩(笑)
非常に楽しませてもらいました。
作者が二人で、同じ世界を書くって、どうかな〜、というのがなんとなく不安ではあったんですけど、心配は杞憂に。
作者が替わっても、キャラクターが変わる事なく、ヒロは、最初から最後までかわいかった・・・。
そんなわけで、ヒロこと八潮裕幸がお気に入りなのです。
メガネかけてて、まじめな人文学部の学生で、オクテ。
しかも、鈍いくせに、妙にモテる・・・。
罪な受だ(笑)
お相手の、堂嶋征雄は、資産家の息子のくせに、ジャズバーでのバイトに明け暮れている、意外とと苦労人。
ワガママな王様のくせに、ヒロをメロメロ(笑)にしてしまうようなピアノの腕を持っていて、ヒロに頼まれると、文句言いつつもしっかり弾いてしまうところが、愛だね、愛。
本当は音大生に通っていたのだけれど、母との不仲により家を出ておおいぬ荘にやってくる。
そこでヒロに出会う。
実は二人は、幼なじみで、ずいぶん小さかった頃に仲良しだった。
そして、ヒロが事故に巻き込まれた時に命を救ったのが、征雄のピアノ。
そんな二人だから、一巻で出会ってから、一気に関係が進展するかと思いきや、さすがヒロ・・・。
じれったいほどに、マイペースな運びの二人。
だから、あのたくさんのカップルの中で、一番恋愛してるな〜と感じさせられたのは、この二人。
運命の再会から、小さな事件を繰り返し、自分の気持ちにやっと気付いて、ゴールイン!みたいな。
でも、ストーリーが、ヒロ視点で進むから、結構ハラハラ・・・。
征雄が何考えてるか、全然わかんない人だし。
でも結局のところ、二人の関係が、”恋人風味の友達”からきちんと”恋人”に昇格してからは、つき物が落ちたような大胆さで征雄が愛を語る(笑)ので、嬉しくて・・・。
そんな中でも、クリスマスの二人のエピソードは、すごくかわいらしくて、好きですね。
確か、あのシーンを読んだのは、病院の待合室(笑)もちろんカバーかけてましたけど。そのあとインフルエンザと診断されたのも、いい思い出・・・。

しかし、征雄のわがままぶりはどうなんでしょうね・・・。
全く持って納得いかなかった点が一つ。
ヒロが、白鳥先輩にイギリス誘われた時、あそこまで抵抗して行かせなかったくせに、自分はあっさりアメリカ行きを決めちゃうって・・・。

最後にひとつだけヒロと征雄以外の事も(笑)
7巻のアシュレイの「小鳥もしないようなキス」発言には、涙が出そうでしたよ・・・(笑)
小説「おおいぬ荘の人々」のすべてが、そのセリフに凝縮されていたような気がするのは、私だけでしょうか・・・。






posted by 棗 at 15:41| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(コラボ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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