2007年06月29日

サウダージ:華藤えれな

サウダージ
サウダージ
posted with 簡単リンクくん at 2007. 6.27
華藤 えれな著
幻冬舎コミックス (2006.8)
ISBN : 4344808185
価格 : \898
通常24時間以内に発送します。

<あらすじ>
仄暗い照明、物憂げなアルゼンチンタンゴの音色―。行方不明の兄を捜し、ブエノスアイレスへやってきた朔弥。わずかな手がかりを頼りに訪れた店で兄を知る男と出会う。レオンと名乗る端整な容貌のその男は、情報と引き替えに朔弥をタンゴに誘う。強引に踊らされ、兄がマフィアに追われていることを知るが、実はレオンこそが兄を狙うマフィアだったのだ。自分と兄の命をたてに朔弥は服従を強要され、レオンに身をまかせるようになるが…。
マフィア×刑事モノ。


舞台が異国。
カップルの片方が、外国人。
しかも、首輪と鎖で監禁・調教。
・・・私のニガテ要素が、これだけそろってて、なぜハマる!!(笑)
というわけで、初挑戦の、華藤えれなさん。
・・・すみません、全くといっていいほど期待してませんでした。
最近ちょっと、似たようなのばっかりだったので、たまには毛色の違うモノを、と思い、あちこちで大好評だった、「サウダージ」を。
そしたらもう、(_≧Д≦)ノ彡☆(言葉にならないらしい・・・)
ラテンエロス最高!!
というわけで、まんまと狂わされましたよ、「サウダージ」。
ホントに、次から次へとハマってしまうこの節操のない体質をどうしたものか、それとも喜ぶべきか・・・。
まあ、腐女子としては、幸せな部類ではあるんでしょうが。
そんなことはどうでもよくて、肝心の作品ですが、私の萌えゴコロ、がっちりキャッチして放しませんでした。
キャラも萌え♪ストーリーも萌え♪
私にどうしろっていうんです、華藤さん・・・。私に萌え死ねというんですか(大げさ)



長らく音信不通だった兄に、両親の死を伝えるために、ブエノスアイレスにやってきた朔弥。
兄を探して訪ねた店で、朔弥は強引にタンゴに誘われる。
その相手こそ、兄の失踪にかかわるマフィアのレオンだった。
兄の命をたてに、朔弥は服従を誓うことになる・・・。
・・・おかしい、この展開なら、私は絶対ハマらない(笑)
でも、受の朔弥の、”服従”という屈辱的な状況でも絶対に消えないプライド、たまらないものが。
兄の命がかかってるとはいえ、自分が全くといっていいほど認めていなかった、同性に抱かれるという行為を、受け入れて。
そのうえ、自分は死んだことになり、もう帰る場所なんてどこにもない。
どんなに、足元がぐらついても、心が揺れても、絶対に”自分”というものを見失うまいとする姿は、かっこよすぎ。
・・・ええ、それがたとえ、えっちシーンであっても・・・。
でもそんな風に、受が強かったら、攻はやっぱり弱くないと(笑)
ということで、ラテンの攻め男、レオンはマフィアのアンダーボス。
朔弥が飛び込んできたブエノスアイレスは、自分のホームグラウンド。
この場所にいれば、お金も力も、なにもかもが自由になる。
そんなレオンにとっても、朔弥だけは、そう簡単に自由にできる相手ではなく。
肉体的には自分のもとに縛りつけることができても、心はまた別で。
だからじゃないけど、それはもう、レオンは、ラテンの男らしく、それはもう超ストレートな愛の言葉の数々を。
ただの好きより、恋しくて、愛してる。
・・・こういう言葉って、自信がなくちゃ言えないんじゃないかなとも思うんですけど、やっぱりお国柄なのか、さらりと言えてしまう。
そのくせ、ちょっとした弱さ抱えてて。
・・・もう、何度となくしつこくいってますが、私は攻が受に弱みみせて、甘えてるっていうシチュは、ツボもツボ。
まさに、このカップルは、そんなところがあって、あの夜明けのシーンは、最高にお気に入りでした。
・・・まさに、真っ白に、萌えつきました(笑)

この作品、このカップルも当然見どころなんですが、外せないのは、兄弟の関係かなと。
二組の兄弟でてきますよね、朔弥と兄、レオンと弟。
兄弟って不思議な関係ですよね。
親子とも違う、関係で。
同じ環境で育っても、同じにはなれない。
一番近くにいるのに、一番遠い存在。
一番よく知ってるはずなのに、実は何も知らなかったりする。
でも、この世で一番、感情をぶつけ合える存在なんじゃないかなとも思えるんです、兄弟って。
だからこそ、もう一度やり直そうと思えば、できなくはないんじゃないかなと。
そんなこと、ふと思う二組の兄弟でした。

それにしても、華藤さんて、理系の方なのかなーと、読みながら勝手に想像してしまいました。
・・・なんとなくなんですけど、こう、一本筋の通った感じが。
しかもまだ、この一冊しかよんでないので、断言しづらいんですけどね。
だからというわけではありませんが、他の作品も挑戦する予定ですが、シナプスとスレイヴァーズシリーズと、どっちからいこうか、目下検討中です(笑)


この記事へのコメント
棗さん こんにちは〜!

きゃー、私もサウダージ大好きなんです〜!(≧∀≦)

もう男同士のタンゴに萌え悶えましたよ♪
華藤さんはエキゾチックシリーズ第3弾の「上海夜啼鳥」を今楽しみにしているところですが、和モノが好きな棗さんにはリンクスの花シリーズもよろしいかと思いますよ♪
幽玄の雰囲気漂う能の世界を舞台にしたこちらの話も華藤さん独特の情景描写の美しさを堪能できます♪
よかったらこちらも候補に入れてみてくださいね!

TBいただきますのでよろしくお願いします♪
Posted by ゆちゅらぶ♪ at 2007年07月01日 13:19
ゆちゅ♪さん、こんにちは・・・って、さっきゆちゅ♪さんのところにお邪魔したばかりなので、たいへんおどろいてます(笑)

いや、ゆちゅ♪さんたちが、「サウダージ」で激しく萌えていらっしゃるのを見たら、読みたくなるのが腐女子というもの(笑)
本当に、いつもいつも人様の感想をあてにしていて、なかなか自分から新規開拓ができない小心者なもので・・・。

>エキゾチックシリーズ
ほうっ!(膝を叩く)こんなシリーズ名がついてたんですね!華藤さん初心者なので、大変勉強になります。
そして、花シリーズ、てっきり遊廓ものだと思ってましたが、(あらすじ読めよ・・・)能なんですね〜。
これは、私の萌えセンサーが非常に反応しております(笑)
・・・積読タワーがすごいことなってるのに、読みたい本もテンコモリで、どうしていいやらです。

コメント&TBありがとうございました♪
Posted by 棗 at 2007年07月01日 13:51
こんばんは!棗さん。
てっきり、昨日のTBはミスったと思っていたので、後日改めてと思ってコメント残さず終いでした…。
送れていたんですね…もう、本当にスイマセン!

さてさて、華藤さん。
私もリンクスはあまり読んでいないレーベルだったので、ハマッたのは割と最近です。
昨年末に妹から『シナプスの柩』を借りても、1ヶ月近く放置してましたしね。
何でコレ読まなかったの!って自分突っ込みを100回くらい頭で繰り返しました(笑)。
文章が独特で本当に素敵なんですよねー♪
私も目下最愛のBL作家さんの一人です。
そして、ゆちゅ♪さん同様『華』シリーズが本当にオススメです。
機会があれば、是非!

ではでは!
(只今、ラステロ3巻読了直後に付きテンションが異常に高いデス…流石に泣ける…)
Posted by tasuki at 2007年07月02日 21:09
tatsukiさん、こんばんは。

ときどきTB調子がよろしくないときがあるんです・・・。
画面に反映されるまでに、なんか妙に時間がかかることが。
懲りずにまた、よろしくお願いします♪

>何でコレ読まなかったの!って自分突っ込みを100回くらい頭で繰り返しました(笑)
私も、何度したことか。
例えば、君好きとか・・・。
2000円を超えてしまった9巻が手に入るのは、一体いつなんでしょうね(遠い目)
華藤えれなさんは、まだまだ大丈夫そうなので、安心してますが。
花?華?の和モノのシリーズは、なかなか好評のようですね。
読む気は満々なんですが、なんせ積読が(笑)

・・・それにしても、妹さんとBL本の貸し借りができるなんてうらやましいです〜。
うちは、一方的に搾取されてます(笑)
この前も、私が買ったばかりのDEADSHOTを先に読まれてしまいました。
・・・鬼です、奴は。

ラステロ最終巻、別の意味で泣けました。
ああ、凪。
Posted by 棗 at 2007年07月03日 21:29
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