2018年03月18日

高貴なる賭け 叛獄の王子2:C・S・パキャット

4403560326高貴なる賭け 叛獄の王子2 (モノクローム・ロマンス文庫)
C・S・パキャット 倉花 千夏
新書館 2018-03-10

by G-Tools

それはありえない光景だった。近衛隊の隊長と王子との決闘。
美しいローレントの命運はもはや尽きたかに思われた……。

国境警備へと執政の命を受けて向かうローレントの部隊は、統率を欠いた三流の塀の寄せ集めだった。
だがその部隊をローレントはデイメンとともに鍛え上げる。幾重にも襲う執政の罠。そして、裏切りの影。
もはや絶望的とも見える状況の中、生き延びるために力をあわせる二人の間にいつしか信頼が芽生えていくーー。

強く誇り高き王子たちの物語、第二弾。


原書で読んでから首を長くして待ってたよ!ようやく!ようやく読めたよ!叛獄の王子の2巻。
発売日すぐに入手してたものの一日で読みたくて、しばらく寝かせてしまいましたが、いやもう読みごたえあったの一言に尽きる…。
先は気になる、けど読み終わるのもったいない…という矛盾した気持ちで読んでました。



1巻読んだ時、なんて骨太ファンタジー、というのが最初のイメージ。
二人の間に王子と奴隷以上の何かがあるのは確かだけど、それがまだ何かわからない、そんな感じだった。
それが大きく動くのが2巻。
2人を取り巻く状況もますます緊張感をはらみ、駆け引きや策略、そんなものにまみれた状況に。
1巻では、兄の策略で、敵国に奴隷として売り飛ばされたデイメンの生きて行くための戦いであったけれど、今作はローレントの戦いだったと思う。
王位を巡る戦いには、巧妙な罠と駆け引き騙し合い、そして大いなる裏切りが潜んでいて、そんな中孤独な戦いを続けるローレントの味方は皮肉にもデイメンであるという事実。
その状況にすら、まだ裏がありそうな予感。
そんな緊張感をはらんだ2巻ではあったけれど、ローレントとデイメンの関係は、大きく変わってしまう。
王子と奴隷、そんな呼び方どこかにやってしまってひとりの人間同士として向き合うことに。
あの緊迫した、どうしようもない状況下なのに、二人の間にあるのが熱さだけじゃない感情が見え隠れしている。
この状況も過去の出来事も、何もかもが気持ちを裏切る。
デイメンほど饒舌に心のうちを語ってくれないローレント、二人のあいだにある思いはどんなものだろうと、想像だけは膨らむのだけど、次巻を読むのが少しだけ怖いという気持ちもある。

ところで、直接的なあれなシーンより、お食事シーンに大層色気を感じたよ!
萌えるわ!

0425273997Kings Rising (The Captive Prince Trilogy)
C. S. Pacat
Berkley 2016-02-02

by G-Tools

次は「王たちの蹶起」。
今年の冬にはもう読めるなんて…。
それにしても、叛獄の王子シリーズは、本編以外に短編が何冊かでてるみたいなので、それも翻訳版が読めたらいいのになあ。

Green but for a Season: A Captive Prince Short Story (Captive Prince Short Stories Book 1) (English Edition)The Summer Palace: A Captive Prince Short Story (Captive Prince Short Stories Book 2) (English Edition)The Adventures of Charls, the Veretian Cloth Merchant: A Captive Prince Short Story (Captive Prince Short Stories Book 3) (English Edition)Pet: A Captive Prince Short Story (Captive Prince Short Stories Book 4) (English Edition)


叛獄の王子1巻の感想はコチラ
posted by 棗 at 07:45| Comment(0) | 翻訳BL>C・S・パキャット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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