2016年03月13日

マイ・ディア・マスター :ボニー・ディー&サマー・デヴォン

4403560253マイ・ディア・マスター (モノクローム・ロマンス文庫)
ボニー・ディー&サマー・デヴォン 如月 弘鷹
新書館 2016-03-09

by G-Tools

19世紀、自殺を決意した元軍人の貴族・アランは街で拾った男娼と一夜を過ごす。
生意気でよく喋るその男・ジェムと過ごすうち、アランは自分の変化を感じていた。
ジェムを屋敷に住まわせるようになったある日、アランはかつての部下の娘が、ある危険な男の庇護の下で暮らしていることを知る。
ジェムに励まされたアランは彼とともに少女を救出にむかうが──。

深い愛情と勇気溢れる、ヒストリカルM/Mロマンス!



現代物が好物なので、ヒストリカルにはすすんで手を出す方ではないんですが、こうやって機会に恵まれたのであればここはやはり読んでみないと!という気分に。
現代物にはない魅力があって、やはりヒストリカルにはヒストリカルの楽しみがあって、楽しく読みました。



ヒストリカルというか、イギリスものというところがポイントって部分もあるんですよね。
当然のように存在する階級、言葉遣いや立ち居振る舞い、生活に関する細々したもの、そんな歴然とした違い。
貴族のアランと、男娼のジェム、当然この二人は全く違う生活をしていて、全く違うものをもっているわけだけど、この違いこそがとても居心地がいい。
お金も社会的立場も持ってるのに、アランには未来が思い描けない。
なのに、明日どころかその日の生活にすら困窮してるジェムには、生きる力が満ちている。
お互いにないものを持ち、だからこそかけがいのない存在へと変わって行く二人の関係から読んでてうれしくなってしまう。
ジェムのなんだかよくわからない(ほんとに…)小咄で、アランを笑わせようと一生懸命なところなんてホントにかわいい。
ただ、このデコボコした2人がちょっとずれた会話してるだけじゃなく、後半にはマッドサイエンティストとの対決だったり、少女の救出作戦が展開したりと、アクティブな場面もあって、くるくる変わる話に飽きずに読めた。
本当に”深い愛情と勇気溢れる”物語で、よかった。



B00BSL7TLSThe Gentleman and the Rogue (English Edition)
Bonnie Dee Summer Devon
Duet Publishing 2013-03-11

by G-Tools

原語版の表紙、なんかみたことあるなあとずっと思ってたら、同じモデルさんがラニヨンさんの作品にも使われてたからだった。(今は違うんだけど「Until We Meet Once More」がそうだった)
M/Mの表紙って本物のモデルさんが使われてるのがほとんどだから、海を渡って日本にくると、私たちにはおなじみのイラストの表紙にかけかえられてる、でも中身は同じ、というのがおもしろいなあと、つい思ってしまう。

帯に叛獄の王子の予告があったんだけど、表紙はこんな雰囲気なのかな?
楽しみ楽しみ。
そして、中にあったモノクローム・ロマンスの既刊本一覧で、ロングゲインがコーダシリーズとなってたので、続きがでるのでは?という期待!
モノクローム・ロマンスにはホントにがんばっていただかないと!
posted by 棗 at 13:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 翻訳BL>いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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