2005年06月06日

INTENSITY:たけうちりうと


たけうち りうと / 講談社
Amazonランキング:692394位
Amazonおすすめ度:




<あらすじ>
16歳の司は、友人のデートの下見に付き合わされた帰りに何気なく入った喫茶店で、カメラマンの律に出会う。
司が律と過ごした”忘れられない夏”。
思い出の曲と共に、甦ってくる、あの16の夏。
カメラマン×高校生モノ


第一回ホワイトハート大賞受賞作ということで、たけうちりうとさんのデビュー作です。
なにがすごいって、さいきんのBLだと当たり前の、男と男が絡んでる(笑)表紙ではなく、素敵な写真が載ってます。
1994年の作品ですし、これもまた時代なんでしょうか・・・。(笑)
それもあって、なんだか、このお話読んだ後、ただのBLとは言えないような気分になりました。羅川真里茂さんの「ニューヨーク・ニューヨーク」を読み終えた時に似ているような気がします。
なんで、こんなにすばらしい作品を早く読まなかったんだ、と後悔しきり。
でも1994年の私は、某カップリングの同人に心奪われてたので、気がつかなかったんでしょう。(笑)



司は16歳にして、自分がゲイだということをはっきり自覚してる。
そのために、家族にバレないようにわざと普通(?)のエロ本を部屋に隠してみたり女の子と出かけてみたりと、いろいろ偽装工作したり、そんな気持ちを抱えている事を一生懸命に隠したり。
悪いことしてるわけじゃないのに、悪いことしているように気になってるみたいで、なんだかすごく痛ましい。
恋愛って、苦しいだけのものじゃないはずなのに。
そんな時、律と出会う。
自由に恋愛する事が、こんなに幸せだってやっと知ることができて、レイちゃんや、お母さんみたいな、理解ある人がまわりにいることを知る。
そんな矢先の出来事があまりに衝撃的過ぎて、読んでて泣きそうに。
・・・しかも、これ、デビュー作って、何?(笑)
そんなわけで、遅ればせながらたけうちりうとさんがマイブームで、続編「ブレスレス」を現在捜索中。
しかし、「INTENSITY」がAmazonのマーケットプレイスでとんでもない値段がついてて、びっくりです。

それにしてもこの頃って、携帯電話なかったんですよね。
それがもう、新鮮で新鮮で。
家の電話に、律からの電話が入って、それをお母さんに取り次いでもらうシーンなんて、懐かし過ぎて(笑)
でも、このお話、この時代だったから生まれたストーリーだと思うんですよね。




この記事へのコメント
はじめまして「plastic-paradise」のsuzuyaと申します。
すごく大好きで懐かしい作品の記事があったので、嬉しくて、思わずコメントさせていただきます。
「INTENSITY」すごく好きだったんです。「第一回ホワイトハート大賞『大賞』受賞作」ですよね。
ラストが衝撃的すぎて、初めて読んだ時号泣した思い出があります。
周りの人達の暖かさが「たけうち風味」という感じで、恋愛・友愛・親子愛と様々な「愛」に満ちた作品でした。今でも大好きです。
続編「ブレスレス」が手に入られましたら、是非また感想を聞かせてくださいね。楽しみにしています。
長々と失礼しました。ありがとうございました。
Posted by suzuya at 2005年06月12日 01:02
suzuyaさん、はじめまして、こんにちは。
そして、こちらこそ素敵なコメントありがとうございます。

そうです、『大賞』受賞作です・・・。失礼いたしました。

たけうちさんの作品は、『INTENSITY』とボディガードシリーズしかまだ読んでませんが、文章とか、雰囲気とか、かなり好きな感じなので、他の作品も読んでみたいなと思ってます。
人の気持ちがとても丁寧に書かれてるので、読んでて引き込まれ過ぎて、『INTENSITY』は読み終わった後、かなり魂持っていかれてしまいました。
『ブレスレス』も見つけたらすぐに感想書きたいと思ってます。
Posted by 棗 at 2005年06月12日 11:45
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