2015年04月12日

カップ一杯の愛で:可南さらさ

4403523749カップ一杯の愛で (ディアプラス文庫)
可南 さらさ カワイ チハル
新書館 2015-04-09

by G-Tools

腕はいいのに口が悪く、度々客を怒らせてしまう美容師の夏生。その日も失敗し、知らずに入ったゲイバーでヤケ酒を飲んでいたところ薬を盛られてしまう。犯人は蹴り倒したものの気を失った夏生は、翻訳家の山沖に助けられる。山沖もゲイだと知り警戒する夏生に対し、山沖はあくまで穏やかで紳士的だった。だが薬のせいで自由の利かない体の熱を、山沖に鎮めてもらうことになり…?年の差スイート・ロマンス。



1年くらい前の雑誌掲載時から、テンション高く盛り上がってたこの作品、ようやく文庫化!
書き下ろしも読めて、もう大満足。




まるでタイプの違う夏生と山沖の二人が、遠回りしたり後退しつつも徐々に距離を縮めていく。
大人同士のかわいい恋愛ものは大好きです。
夏生は、言葉は乱暴だし言葉は直球、がさつに見えるけど意外繊細なところもあったりするし、一方の山沖はいつも穏やかでにこにこしてて、でもその裏側にすごく深い傷を持っていている。
タイプが違う二人のそれぞれの恋愛の仕方がすごくいいんですよね。
好きだからこそ秘めておく山沖と、好きみたいどうしよう?!みたいに慌てふためく夏生。
だからこそのすれ違いや誤解もありますが、この二人には直球すぎるほどの本音こそが大事。
だからといって何でもいえばいいってもんじゃない。
言葉は、相手を傷つけもするし、喜ばせもしますから。
だからこそたがの外れた山沖の言葉の破壊力といったらないです。
…天然故の夏生の発言もなかなかのものですが。
そんなところはとってもいい勝負な二人。

ところで書き下ろし部分で、山沖の過去の話が補完されてて、個人的には大満足だったのです。
雑誌で読んだとき、ヘビーな過去にしては山沖の中でのウエイトが不思議な感じだなあと思ってた部分なんですよね。
そして普段穏やかなだけに、感情が爆発したときの山沖の激しさは、夏生がぐっときたのも頷けるというものです。
そのギャップにかなりやられた感が…。
しかもかなりのむっつりスケベさん、なにこのどストライクな攻様は!(笑)
というわけで、かなり萌えキャラと萌えストーリーで、大興奮の末読み終わったのですがその熱をうまく文章にできないことが今すごくくやしい!

どうでもいいですが、え?!リバ?!と一瞬テンション上がったて、すぐに打ち消されたときのこのしょんぼり感(笑)
…いやリバっていいんですよ?(って、以前も可南さんの本を読んだ時に思ったような気がする…)

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