2015年02月07日

こいのうた:高遠琉加

479640287Xこいのうた (ガッシュ文庫)
高遠 琉加 三池 ろむこ
海王社 2012-02-28

by G-Tools

両親が不仲の家に帰りたくなくて、放課後を空き教室で過ごしていた高校生の八尋。ある日、英語教師の狩谷がピアノを弾きながらひそやかに歌っているところに遭遇する。甘くせつない旋律―その歌声は八尋の胸にさざ波をたてた。その日から狩谷と過ごすようになり、朗らかで優しい狩谷の秘めた寂しさを知るうちに惹かれていった八尋。けれど、彼の心は別の男にとらわれていた―。それから7年後、社会人になった八尋は狩谷と再会し…。



確か発売当時、どこかで書かれてる感想を目にして長いこと積むハメになってしまったわけですが、当然読み手が違えば、感じ方も変わってくるものですよねと。
しかし、なんか自分の中で高遠琉加さんブームがまた来そうな感じだな、スイッチ入ったかな?




先生と生徒、というパターンはそこまで萌えツボではないのですが、大人と子どもというパターンは自分的に超どストライク。
しかもそこに”再会”というフレーズが加わったら、最強だわ。

家に居場所がなく、でもどうすることも出来ずにいた高校2年生の八尋に、手をのばしてくれたのが、英語教師の狩谷だった。
押しつけがましくもなく、でも突きはなすでもなく、ちょうどいい距離で目をかけてくれる狩谷に八尋が恋心を抱くのは時間の問題。
でも、教師と生徒、大人と子ども、それだけじゃすまない問題が狩谷には重くのしかかってる。
その過去に彼はずっとずっととらわれていて、でも逃げ出して。
高校生の八尋には、立派に見えた狩谷先生は、実はちょっと弱い大人。
大人になった八尋には、先生だった狩谷が、今と昔ではずいぶんと違う人に見えるのです。
それだけ、八尋が変わったのか、狩谷が変わらず過去にとらわれたままだからなのか。
狩谷の髪の色って、彼の中で罪の象徴みたいなものなのかなとずっと考えながら読んでました。
だからずっと変わることなくずっとそのままなのかなと。
ただもう、彼の中でその辺は随分昇華されつつあるのかもしれないので、どうでもよくなってる可能性もありますけど。
高遠さんの作品に出てくるキャラクターは、身体的特徴が特別にあるというのが何度かあって、その部分がすごく気になる…。


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