2007年04月30日

艶めく指先:秀香穂里

艶めく指先
艶めく指先
posted with 簡単リンクくん at 2007. 4.30
秀 香穂里著
徳間書店 (2007.4)
ISBN : 4199004335
価格 : \560
通常24時間以内に発送します。


<あらすじ>
理想の造形美を見つけると、触れずにいられない、アートディレクターの藤居。
ある日、老舗ゲームメーカーから、新作ゲーム機のパッケージデザインの仕事が持ち込まれる。
依頼してきたのは、アルファ・ビットの総合開発部の美咲。
藤居好みの造形をもつ美咲に、思わず顔をなでまわしてしまい、第一印象は最悪になってしまう。
しかし、そんな美咲をあきらめきれない藤居は、身体を触らせてくれたら、仕事を受けると、無茶な条件をつきつけるが・・・。
アートディレクター×ゲーム会社社員モノ。


その昔、渋谷のPS、秋葉のSS、池袋の64と言われてた時代に(確かそうだった・・・うーん記憶が遠い)現役ゲーマー、今は全然・・・。
PS2買ったにも関わらず、ほぼPSのソフトで遊んでますし。
最近のお気に入りは、めっきり「I.Q FINAL」。
年、とったんでしょうね(笑)
そんな元・ゲーマーの血が騒いで、予定外の購入となった「艶めく指先」。
しかも「くちびるに銀の弾丸」にちょっとリンク、といわれれば、買わずにおれませんよ(笑)
・・・ま、本当に「ちょっと」でしたけど(泣)

どうでもいいんですが、藤居のクセは、セクハラかヘンタイか?
判断付きかねますね(笑)
気に入ったら、問答無用で、即お触りって・・・。
美咲じゃなくて、ドン引きますね。
じゃなくても、訴えますか?
そういう、とんでもない出会いをしてしまう、藤居と美咲。
藤居といえば、今まで男に興味持ったことなどない、生粋のノンケ。
一方の美咲といえば、元々ゲイ。
・・・その最初の出会いに、それぞれが違う思いがあったのは、いうまでもなくて。
罪なんですよね、藤居の行動。
藤居は、元々はデザイナー魂に火がついただけなんだろうけど、美咲にしてみれば、誘われてるんだか、遊ばれてるんだか、試されてるんだか・・・。
しかも、あげくの果てが、仕事受けて欲しかったら、身体触らせろって・・・。
どこの悪代官だよ(笑)

そんな二人、身体を重ねる関係にはいたるものの、そこに気持ちはあるのかないのか。
藤居は、案外猪突猛進というか・・・。
すごい押しが強いと言うか。
好き好き好き、っていうのが丸出しなんだけど、どうもうまく伝わらない。
気持ちはなくていいから、身体だけの関係を求める美咲。
昔つきあった男と、酷い別れ方をしたので、恋愛の感情なんて持ちたくないって考えてる。
きっとその方が辛くないし。
どんなに、藤居が言葉をつくして、好きだ大切にする泣かせたりしないって言っても、美咲は信じない。
それが、ちょっと新鮮な驚きというかなんというか・・・。
大人だからこそ、恋愛にあそこまで慎重で、守りに入ってしまうというのが、なんかわかるんですよね。
特に、大人になってからの失恋のダメージが酷ければ酷いほど。
大人だから、器用にそつなくこなしてそうなのに、それが逆で、子供のほうが寧ろなにも考えなくて突っ走ってしまえる分、強いのかなと。
藤居も美咲も33の、それこそいい大人なのに、なぜかそこで躓いてしまって。
おそらく、藤居がいう「好きだ」という言葉を、美咲も嘘だとは思ってないだろうし、信じたいとは思ってるんだろうけど、やっぱり目の前のことだけじゃなくて、ずっと先のことまで見通せるようになった今では、あっさり信じられない。
それが、大人ゆえの、辛さかな・・・。
恋愛に対して、変に悟ってしまって。
今の気持ちが永遠じゃないって知ってるばっかりに、簡単に幸せになれない。
恋愛するのに、子供も大人もないけど、こんなときだけは、若気の至りが心底羨ましい・・・。

それにしても、美咲、すごい美形なのに、すごいゲームオタク。
さらっとかいてありましたけど、半端ないですよね、あのコレクターぶりといい、ゲームの腕といい・・・。
うーん、つきあうの大変そう(笑)

☆「くちびるに銀の弾丸」の感想はコチラ
☆「くるぶしに秘密の鎖」の感想はコチラ
posted by 棗 at 19:23| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>秀香穂里 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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