2014年05月11日

狼の遠き目覚め:J.L.ラングレー

4403560172狼の遠き目覚め (モノクローム・ロマンス文庫)
J.L.ラングレー 麻々原 絵里依
新書館 2014-05-09

by G-Tools

人狼の私立探偵・ジェイクの伴侶<メイト>・レミは、父親・ダークの暴力に支配されていた。
普段は鼻っ柱の強いレミが、父親の前では萎縮して何も言えなくなってしまう。
メイトのそんな姿に、ジェイクの胸は締め付けられる。レミの心を自由に解き放ちたい。
その一方でジェイクはレミの存在に狂おしいほどの支配欲をかき立てられていた。
そんなジェイクの思いに包まれたレミは、勇気を出して封印していた記憶と向き合う。
それは目を背けたくなるような悪夢のような記憶だったーー。

訳者冬斗氏による、人狼世界のヒエラルキーの解説は必見。
アルファ、ベータ、オメガの関係が丁寧に説明されます。


待ちに待ったモノクロームロマンス第四弾。
もったいないからじっくり読もうとか考えてたけど、そんなの無理!
ク●ネコさんが届けてくれてから即没頭。
途中読み終わるのがもったいない〜と思いながらも読むのがやめられなくて、濃密な二時間を過ごしましたよ〜。
ああああああ、レミが可愛すぎて悶える。

ということで、この作品気になったかたは、ぜひとも前作『狼を狩る法則』を読んでからどうぞ♪
その方が絶対楽しめると思うのです、なんていうかレミの可愛さ爆発だよ(`・ω・´)



前作「狼を狩る法則」で、キートンやチェイに散々な言葉を投げつけてたレミですが、なぜ彼があんなこと言ってしまうのか、どうしてあんな態度をとってしまうのか、そのあたりの事情が明らかになってきます。
前作でもちらりとチェイが触れてましたが、家族との、主に父親との関係が影響している…。
それをレミのメイトでもあるジェイクがなんとかしたいと手を差し伸べようとするなかで、二人の”メイト”としての関係がものすごく変わってくる、そして狼の群れの中でも大きな変化が訪れる。
一方でレミも家族との関係が大きく変わろうとしている。
狼の世界でも、人の世界でも、目まぐるしいほどに事件が起こるのです。

この話を読んでると、すごく人と人との(…狼さんたちでもあるんですが)絆や関係、そういうつながりをすごく感じるんですよ。
ジェイクとレミのメイトという絆だったり、狼の群れという関係、レミとスターリングの兄弟の関係だったり、そしてレミと家族の関わり方だったり。
歪であったり不完全であったりするものもあれば、これ以上ない完璧な関係もある。
レミの父親は絶対的な暴力で家族を支配する。
狼の群れも”力”によって統率される。
一口に力と言っても、その二つの間には大きな隔たりがあって、まるで違う物として存在しているわけです。
だからこそ、力を恐れるレミがジェイクに心を開くことができる。
でも、ジェイクはジェイクで、”力”と”支配”による関係をレミとの間に持ち込むことに迷うのは当然。
人間社会の問題と狼社会の問題の二つが二人の間に大きく関わっているところが読んでてすごく興味深かったところでもあります。

しかし前作のキートンとチェイが健康的なえろ!だったのに対し、この二人のえろいことなんのって(笑)
がっつりアダルトですよ。
まあ帯のセリフが物語ってますよね。
ジェイク・ロメロといいジェイク・リオーダン(アドリアンシリーズの)といい、どこのジェイクもさあ…どうなの?(笑)

それにしても以前原書読んだ時に盛大に読み間違えていた部分があって、がっかり…。
でも、まじか!え!なんてことー!ということでかなり驚愕。
ふむ、この先が楽しみだ(`・ω・´)

三作目『With Abandon』
B004I43GFAWith Abandon
J.L. Langley
Samhain Publishing, Ltd. 2011-03-22

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3作目は翻訳でる…んだよね?
あの素敵なファッションセンスの持ち主とお兄ちゃんがどうなるのかかなり気になるな〜。
そして、将来有望株過ぎるスターリング!!!
こっちは作者さまにおねがいー。

posted by 棗 at 19:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 翻訳BL>J.L.ラングレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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