2014年02月02日

この味覚えてる?:海野幸

457612093Xこの味覚えてる? (二見書房 シャレード文庫)
海野 幸 高久 尚子
二見書房 2012-07-24

by G-Tools


パティシエの陽太と和菓子職人の喜代治は幼馴染み。ところが高校三年の冬、些細な喧嘩が元で犬猿の仲になり早五年。地元商店街活性化のため目玉スイーツの制作を依頼された陽太は、なんとあの喜代治と共同制作をすることに…。前途多難かと多いきや、共に過ごせば今まで疎遠になっていたのが不思議なほどしっくりくる喜代治の隣。しかし、わだかまりも解け以前のような親友関係に戻った矢先、陽太は一番認めたくない己の想いに気づいてしまい―。



和菓子と洋菓子、甲乙つけがたいです。
甘いものは幸せな気分になれますよね〜。
だからスイーツのでてくるお話ってやっぱりかわいくってすごくいい。


些細な喧嘩から5年。
幼馴染みで、同じ町内に住み、間近にお互いに家が有り店を構えという状況でありながらも、疎遠なままにいた、パティシエの陽太と和菓子職人の喜代治の元に、地元商店街のためにという名目でコラボ作品の作成依頼が舞い込む事に。
方向性は違えどもお互いお菓子を作る事に関してはプロ、同い年なことも災いして、変な意地の張り合いも多少あったりするんですが、元々は仲良しの幼馴染み。
同じ目的をもってがんばるうちに、昔のような雰囲気に戻ってみたり…。
でもなんかいろんな感情にいろいろ気付いておたおたしたり。
そんな幼馴染みの遠回りカップルのお話なんですが、二人のプロとしての意地みたいなのが、なかなか読んでて楽しかったです。
それぞれが自分の持ってる最高の技術をぶつけ合って、相手のいいところは盗むし、素直に感心したり、でも一方自分がちょっとでも勝ったと感じれば内心大喜びしてみたり。
その一方で、自己満足だけじゃない、食べた人のことまで考えたお菓子を作ろうとがんばるわけです。
そういう共同作業を続けるうちに、5年前の喧嘩や今そこにある感情なんかに気付かされていくわけです。
まあ、そこのところは陽太だけなのかな。
喜代治はしれっとむっつりさんですからね(笑)

しかしなんで今の今まで積んでたかなー。
なんか二人がめちゃくちゃ対立してる感じだと思い込んでたからかなあ。
スイーツ絡みで甘いお話だけあって、そこまでつんけんした関係でもなく、全然いやな感じしなかったです。
ただちょっと昔の事でわだかまりがあって、陽太はちょっと感情的なところがあってというくらいで。
かわいい幼馴染みカップル誕生でした。


posted by 棗 at 21:22| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>海野幸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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