2013年10月12日

狼を狩る法則:J.L.ラングレー

4403560148狼を狩る法則 (モノクローム・ロマンス文庫)
J・L・ラングレー 麻々原 絵里依
新書館 2013-10-09

by G-Tools


人狼で獣医のチェイトンは「メイト」に会える日を子どもの頃から楽しみにしていた。
メイトは、会った瞬間にわかるんだ。
そんなある日診療所に一匹の狼が運び込まれ、チェイの心と体が反応する。
この感覚、間違いない、ドアの向こうに運命の相手が。しかしそこにいたのは傷を負った美しい男だった。

北米発、男と男の恋愛譚、モノクローム・ロマンス文庫第二期!!



すごく楽しみにしてた、モノクロームロマンスです。
次がなかったら悲しい…って思ってたけど、まだまだ続きそうで、私は本当に嬉しい!
この勢いで海外モノ、もっと増えろ〜。

この作品の作者さんは、以前読んだプリズムロマンスの『王子は伯爵に恋をする』(→感想)と同じ方で、あれはスペースオペラなSFものだったけれど、今回はパラノーマル、ということでもふもふですよ、もふもふ!
麻々原さんの狼がめっちゃカワイイハート(トランプ)
…あ、表紙のちびワンコは、ホントのワンコです(笑)



このお話は、普段は人間として生きているけど、狼に変身できる人狼たちの物語なんですが、その人狼、メイトと呼ばれる運命の相手が存在するわけです。
基本的に、人狼はみんな男、だから人間の女性を運命の相手として伴侶にするわけですが、チェイ(表紙だと右)とキートン(左)はお互い人狼で男、なのに出会った瞬間、相手がメイトだと悟ってしまう。
キートンはゲイだけど、チェイはストレート。
だからこそチェイは、小さい頃からずっと待ち望んでいたメイトが男という事態に、最初はめちゃくちゃうろたえます。
キートンは、チェイがすごく好みのタイプだったこともあって、最初こそ喜んでたものの、チェイの反応にひどく失望してしまう。
ストレートの男との関係に傷つくのが目に見えてる、だからこそこの出会いをなかったことにしようと、キートンは思うのだけど、チェイは諦めない。
最初の出会いこそ失敗したけど、その後のチェイの求愛ぶりはなかなかいいです。
意地っ張りなキートンにかなり強引なアプローチで、逃げる隙を与えないというか…。
開き直っちゃうと、こういうタイプなかなか強いです。
キートンは、案外うだうだ悩んじゃうところあるんですよね、そのくせ”メイト”という絆から逃れることは絶対にできないんですけど。
彼らの関係は、実は二人の間では問題解決はそんなに難しくはないのです。
だって、メイトですから(笑)
ただ、自分たち以外、家族や友人との関係なんですよね。
カミングアウトで、家族と関係の切れてしまったキートンにしてみれば、自分のせいでチェイがいやな思いするのは…っていう気持ちはあるんですけど、でも今更二人の関係をゼロにはできない。
でもやっぱり、家族や友人との関係を壊して欲しくないという葛藤も。
その一方で、キートンの身に危険がせまるのだけど、その犯人がもしかすると…という想像したくない展開を迎えてみたり。
なかなかいろいろドラマチックなお話です。
あと、エロもね、なかなかのバリエーションで私は大満足だよ!
まさかの、私の大好きなアレもあったし、むふふふふ…。
しかし、むこうの受様、基本アグレッシブよね(笑)そこも結構気に入ってるけど。

登場人物も、チェイとキートン以外にも素敵な人狼たちが出てきて、麻々原さんのイラストがこれまた超イケメンで…。
それもそのはず、シリーズがあと2作あるけど、あの人とこの人が、なんと!え?この人も?!な感じで、私は非常にテンション上がったよ!
超読みたい〜。
ディアプラスさんお願い!アドリアンイングリッシュシリーズのあとにはこちろもぜひぜひ!
そして、この勢いで、プリズムロマンスも復活して、リジェレンスのシリーズの続編も出してくださいよ〜、とネットの片隅で叫んでみる。


原書『Without Reservations』
Without Reservations (With or Without) / Samhain Publishing, Ltd.
向こうの表紙ってわりと男性の半裸の写真が多くて、結構きゃーな感じなんですが、これって多分イラストなんじゃないかな…?
しかもあんまり筋肉を強調した感じじゃないから、珍しいかも〜ってちょっと思った。
ちなみに作者さんご本人のブログに、翻訳版の表紙画像がいろいろあったんですけど、日本って、日本だなーと思った(笑)
うーん、文化の違い、お国柄の違い。
posted by 棗 at 13:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 翻訳BL>J.L.ラングレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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