2013年04月14日

草食むイキモノ 肉喰うケモノ:今城けい

4576121405草食むイキモノ 肉喰うケモノ (二見書房 シャレード文庫)
今城 けい 梨 とりこ
二見書房 2012-10-24

by G-Tools

家族を失い叔父に引き取られるも、身の危険を感じ中卒で独り立ちした幸弥。同じ工場に勤める組立一課班長の関目は、頼れる兄貴分のように幸弥のことを気にかけてくれている。そんな幸弥の目下の悩みは工務部長・大谷のセクハラ。エスカレートするそれに気づいた関目は同僚の千林の協力のもと、幸弥の部屋に泊まり込むことに。幸弥の質素でつつましい暮らしぶりや小動物のようなたたずまいに、十代はヤンチャで鳴らした関目の庇護欲は次第に捕食欲とないまぜに―。


この度はじめて読みました、今城けいさん。
以前から気にはなっていたんですが、もう表紙のこの黒ヒョウとウサちゃんのかわいらしさと言ったら、たまらんです、だから手に取りましたよ!
でもその可愛さだけじゃなくて、作業着系のお仕事BLの楽しさもあって、非常によかったです。
今城さんは今後要チェックの作家さんになりそうです〜。



黒ヒョウとウサギ、肉食獣と草食動物ということだったので、関目に頭からばりばり食われちゃうのね〜と思ってたんですが、あれ違うかも?
昔はやんちゃしてたし、作業着がばっちり似合う、オトコ臭い男!って感じの関目なんですがあんがいヘタレ紳士でございました…。
そして、ウサギちゃんこと幸弥は、ウサギの本領発揮ですね、いろんな意味で。

私の中で勝手に今城さんの作品は、エロ!エロ!エロ!と思ってたんで、ちょっと手が出しにくかったんですが、このお話は、二人が恋に気付くまでに時間がかかるということもあって、どちらかといえば、二人の気持ちや日常が丁寧に書かれてる感じがします。
関目は下に妹や弟がいるのもあって、年下の幸弥をすごくかまうんです。
年の差は多少ありますが、一応同期の二人は入社の時に顔を合わせて、その時のやりとりをみても、関目は幸弥をほっとけなく思ってるんです。
頼りなさげでありながらも、まっすぐ立とうとする幸弥の姿に。
一方の幸弥も、折りに触れて自分に言葉をかけてくれる関目は自分にとって特別。
だからと言って、簡単に今の関係が変わるわけでもなく、ある意味普通に仲がいい会社の同僚のポジションをキープしている。
それが、大きく変わるきっかけとなったのが、幸弥に対する上司のセクハラが発端。
そのセクハラから守るために、二人は今まで以上に一緒にいることが多くなり、同じ部屋に住むことに。
…いや、関目は紳士だよ(笑)
自分の感情に気付いても、ぐっとガマンの子。
えらいぞ、関目!
逆に、幸弥は、関目に特別なものを感じつつもそれが何だかわからなくて、無自覚故の爆弾落としまくりなのです。
そんな凶悪すぎるウサギちゃんと、紳士でいたい黒ヒョウさん。
食われちゃったのは、どっちなんだか。
ごちそうさまでした♪

ところで、セクハラ事件解決の裏でかなりの活躍があったと思われる千林!
なにこのハラ黒インテリメガネ〜(≧∀≦)
超萌えるんですけど!
彼の話ってないのかな?
女王様受けとして、ぜひとも年下DTワンコを食い散らかして欲しい!
posted by 棗 at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>イロイロ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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