2013年03月26日

甘い夜に呼ばれて:神奈木智

4199003738甘い夜に呼ばれて (キャラ文庫)
神奈木 智 不破 慎理
徳間書店 2005-12-17

by G-Tools

<あらすじ>
駆け出しの新人通訳に、映画会社からご指名の仕事依頼!?しかも、厄介なイタリアの子役スターのアテンドだ。常に依頼人より目立ってしまう、クールな美貌の麻績秋耶を指名してきたのは、宣伝プロデューサーの青葉耀。実は、三年前に行きずりで寝た相手だった!!「ずっとあなたを探していた」―有能で先練された年下の男は、昔より野性味を帯びた表情で口説いてきて…。


二日続けちゃいけない理由はなにもないので、二日続けて、神奈木智さんの作品で。
昨日のお話は、エンタメ要素強めだったけど、今日のこの本はBL色強め〜。






ということで、新人通訳と宣伝プロデューサーのお仕事モノで再会モノで、年下攻め(≧∀≦)
好きな要素てんこ盛りで、再会した二人が3年前の誤解を解くべく奮闘しつつも、そこに仕事が絡んで、尚且過去のトラウマなんかも顔を出して…と、とにかくメインカップルには楽しませていただきました。
青葉は本当にカワイイ年下攻めだし、麻績は実に年上受けらしいプライドと寂しさ兼ね備えた素敵なひとだし♪
とまあ、多分この二人だけの話だったら、普通に楽しんで、普通に面白かった〜で済んでしまう所だったんですが、書き下ろし部分の『あなたの夜が終わるまで』がもう心底たまらん話でした。
こちらは、二人が付き合いはじめて、その後〜ということで、受の麻績にちょっかいかけてくる男が出てくる…BL的お約束展開だったんですけど、この第三の男、藍崎がもう目が離せないというか、気にかかるというか…。
メインの二人が当然好きなので、こういう存在はうざいなーと思うことが多いんですが、藍崎のこと決して好きじゃないのに、やつの存在妙に気にかかる…。
仕事関係で藍崎と麻績は顔を合わせることになるんですが、最初っから藍崎は妙に麻績を気に入ってる感じで、好きあらば口説こうとするんです。
わりとべたべた触ろうとしたりしますし。
それを見て、年下の恋人は、当然激しく嫉妬(お約束♪カワイイ)、しかもその藍崎というのは青葉の大学の先輩で仲も良かったという人。
だからこそ、青葉はすごく藍崎のこと警戒するわけです。
自分と好みのタイプが似てるうえ、過去に恋人をとられたこともある。
そしてなにより、藍崎は麻績とにている部分がある。
青葉は実にわかりやすく、陽の人です。
でも麻績は逆に陰の気質、藍崎もそう、陰の人。
麻績自身、藍崎に対して似たものを感じることはある。
だからこそ、青葉は、麻績を取られるんではないかとあせってみたりするわけです。
でも、読んでた私からしてみると、藍崎の好きな人って本当に麻績なのかなあと。
麻績もなんとなく無意識に、自分にその気がないと感じ取ってる部分あるくらいだし。
藍崎って本当は、青葉のことが好きなんじゃないかな…って、個人的には思ってしまった。
青葉のこと好きすぎて、青葉の好きなものを奪い取って、青葉の光を翳らせたいという、どうしようもない感情もてあましてる感じ。
そうやって読んでると、藍崎のヤンデレぶりが私のツボにハマりすぎて、めちゃくちゃテンション上がった!
…って、実際はどうだかわかんないのに、自分解釈で盛り上がっちゃったよというだけのなんですが(笑)

それにしても初出が2002年ということで10年以上前の作品なんですが、もし当時読んだとしても、私はこんなに藍崎気にかかったりしなかっただろうなあ、うぜーで終わったと思う。
…ヤンデレにここまで萌える日が来ようとは(笑)
posted by 棗 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>神奈木智 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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