2007年03月02日

ビスクドール・シンドローム:花川戸菖蒲

ビスクドール・シンドローム
花川戸 菖蒲著 / 水貴 はすのイラスト
ワンツーマガジン社 (2006.10)
ISBN : 4903012700
価格 : \900
通常2-3日以内に発送します。


※ネタバレっていうか、あれこれ書いてます。

<あらすじ>
SEの藤池夏樹は、相手に合わせて自分のタイプを自在にかえる小悪魔な男。
そうして何人もの男を手玉にとり、常に数人の相手をキープしていた。
過去の辛い恋の経験からそうやって生きてきた夏樹が選んだ次のターゲットは、取引先の商社マン、陶山糺。
強引に身体からおとして、陶山を手に入れた夏樹。
けれど、その他の男たちと遊んでいるところを陶山に目撃され・・・。
商社マン×SEモノ。

角田緑さんじゃないー
と、驚愕した(大げさな)花川戸さんです。
・・・あいかわらず、私の中で熱い作家さん。
だって、安心して読めるんですよー。
甘くてらぶらぶ♪
手を出したきっかけが、アレだったわりに、大ハマり。
うれしい誤算ですけどね。





以前も書いたんですけど、花川戸さんの攻めくんって、やっぱいい奴・・・。
育成系BLというか、見守り系BL(なんじゃそりゃ)というか。

夏樹という男がなんというか、恋愛をする感情が致命的に病んでいる。
全身全霊で恋愛した相手に、酷い別れを突きつけられた経験から、本気の恋愛をしない。
でも、ひとりは寂しい。
だったら、最初から遊びの割りきった関係を築けばいい。
でも、相手がひとりじゃ、寂しい。
それなら、そんな相手を何人かキープしとけばいい。
だったら、相手にあわせて、自分を変えればいい・・・。

いや、夏樹ある意味あんたはエライ。
四股って・・・。
まずその体力に感心。
そして、相手にあわせてタイプを変える。
・・・これって、結構っていうか、かなり大変。
それをずーっと続けてたって、精神的にも肉体的にもタフだなあと。
ひとりでもしんどいときあるのに(笑)
そのすべての原動力が「ひとりは寂しい」。
彼の場合、自分がゲイだときちんと認識していて、だからこそずっとずっと先のことまでもを考えてしまい怖くなってる。
年をとった時、自分はどうしてるんだろう、結婚してるわけないだろうし、その時誰かがそばにいるのかと。
これって、はっきりいって、私もよく考えることなので、ちょっと痛かった。
だからって、四股する気力も体力もありませんけど(笑)

その彼の大事な遊び相手のひとりのはずだった陶山。
彼はあるとき、夏樹が自分の理想通りに演じていることに気付いてしまう。
そこで、何かわけがあるんだと思い、今まで以上に大事にしようと思うわけですよ、その信じられないくらい広い懐で。
そして、夏樹がバカやっても、怒りはするけど、自分のしてたことがどういうことなのかをきちんと学ばせる。
ガッコの先生じゃん、陶山(笑)
確かに、口で言ってもわかんない子には、身をもって経験させるのが一番。
そういう意味では恋愛において、身体の経験値だけは超一流のくせに、メンタル面はすっかり子供レベルの夏樹。
ずっと、遊びと割りきった関係だけ続けてて、どろどろしたそんな感情とは無縁の世界にいた夏樹が、はじめて出会った「本気」の感情。
その教え方って、どうよ?陶山にちょっと思ったけど、効果抜群だったようで・・・。
っていうか、ここでなぜか某お方の「大人の本気を教えてあげる」のセリフを思い出した自分が一番どうよ?な存在だったりして(笑)



この記事へのコメント
棗さん こんにちは♪

花川戸さんブーム継続中なんですね〜!
私も大好きなんですが今出てるシャレードはあらすじにびびってちょっと手を出しかねています…(T∇T)

私は初物スキーだし花川戸さんの受ちゃんも真面目くんが多い印象だったので、この本最初はびっくりしましたがやっぱり夏樹もかわいい人でしたね♪
育成系BLって言い得て妙だわ〜と思うんですが、逆は…ちょっと…ビミョーでした(T∇T)

また後日TBさせてくださいね!
Posted by ゆちゅらぶ♪ at 2007年03月05日 15:36
ゆちゅ♪さん、こんばんは。

花川戸さん強化月間、続行中です〜。
「思へば乱るる朱鷺色の」も買いましたよ。
読んだらまた、感想アップしますね。(って、あくまでも予定、ということで/笑)

「愛という果実」では、散々大志のこと怒ってるんですけど、なぜか夏樹の四股には、怒ってません・・・。
小悪魔なくせに、案外憎めないんですよね。
やっぱり、そこはわかってしてるのと、無意識の違いかなと。
そして、私は受ちゃんにとことん甘い(笑)


育成系BL、ちょっと間違えると調教になってしまいそうなんですけど、その辺花川戸さんが書かれると、なんだかかわいらしいんですよね。
し、しかし、今私の中でも、甘くて可愛いの、花川戸伝説が崩れかけております・・・。
Posted by 棗 at 2007年03月05日 21:46
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Excerpt: ビスクドール・シンドローム 花川戸 菖蒲, 水貴 はすの パチスロバ〇ップルとゆー漫画があります。 ダーリンの愛読書なので私はあんまりちゃんと読んでいませんが、パチスロ大好きな若夫婦..
Weblog: 水中雑草園
Tracked: 2007-03-06 14:22