2013年03月23日

隣りにいる人:ひのもとうみ

4778113942隣りにいる人 (ショコラ文庫)
ひのもと うみ 松尾 マアタ
心交社 2013-03-09

by G-Tools

<あらすじ>
数多の恋愛を経て、小田島達朗が佐倉治樹と付き合いはじめて一年。小田島の仕切る家具工場で働く、地味で控えめな恋人を小田島は愛していた。そんなある日、本社の叔父に騙され取引先の娘と無理やり見合いをさせられてしまう。勘違いし傷ついた治樹の誤解をどうにか解いたものの、治樹は妙に小田島に遠慮するようになってしまい…。「遠くにいる人」シリーズ第二弾。治樹の幼馴染・三津のサイドストーリーも収録。



このふたりの話がまた読めるなんて(≧∀≦)→前作の感想
そして男前な幼なじみ”みっちゃん”のお話も読めて大満足〜♪



前作の表紙が、夕焼けの海辺で、治樹が小田島の背中を見つめてる絵だったんですが、今作は笑顔の治樹を小田島が見つめてるんですよね。
前作から一年後ということですが、うまく行ってるようなそうじゃないような…(笑)
恋人になってからの最初の試練かな?
付き合いだすまでもいろいろありましたけど、それからもいろいろとある二人です。
小田島は、明確に変わったと断言できるんですよ。
遊び人でいいかげん、しかも元々は治樹の友人狙いで都合よく治樹を利用したという、とんでもない男だったんですが、治樹と付き合いだしてからは、彼一筋。
態度だけじゃなく、言葉もつくしてます。全力で治樹に愛をそそいでます。
が、肝心の治樹は、あんまり変わってませんね…。
愛されることにも、愛することにも不慣れ、人とのつき合い方が不慣れな分、嫌われたくないって感情が先走って、好きだという気持ちが後回しに。
好きなんだけど嫌われたくないから、わがままも言えない甘えることもできない、結果小田島を怒らせてしまうことに。
でも、治樹はなぜ小田島に怒られてしまったかなんて、わからないんですよね。
小田島にしてみれば、この一年は一体なんだったんだって思いたくなるのもわかる。
小田島だって、治樹の性格はよく知ってるし、自分のしでかしたことも一応わかってはいるんです、だから治樹が一筋縄じゃいかないってことも十分わかってる、でもわかってるうえでガマンならなくて怒ったわけですよね。
しかも、この人、一応会社のお偉いさんって立場もあるわけで、それなりに自分を律することには長けてると思われるんですけど、自分の言葉が治樹に何一つ届いてなかったとわかったときの怒りっぷりは本気だったなあと。
治樹のこと好きだからこそ、あんなに怒ったし、悲しかったんだろうなあ…。
とはいえ、個人的には小田島、あんたは自分の前科棚に上げて何を言う!って思わなくもなかったり(笑)
治樹にとっては、恋愛面でも大きな試練でしたけど、職場環境的にもちょっと扱いにくい後輩ができて慌ててみたりで、なかなか大変な日々になってしまってるなあと思いつつ、彼自身のちょっとした変化と成長を見ることができてよかった。

それにしてもみっちゃん!
私はあなたのドラマもすごく興味がある〜。
posted by 棗 at 20:33| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>イロイロ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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