2007年02月04日

全寮制櫻林館学院〜ゴシック〜:雪代鞠絵


雪代 鞠絵, 高星 麻子 / 幻冬舎コミックス
Amazonランキング:6551位
Amazonおすすめ度:



※多少、ネタバレしてます。

<あらすじ>
ある事情によって、五月という中途半端な時期に全寮制櫻林館学院に編入することになった村生春実は、編入初日に、上級生の朝水志貴に怪我をさせてしまう。
その罰に、毎朝志貴の世話をすることになったものの、ソルトラムというグループの一員で下級生からも人気の高い志貴のそばにいることで、いやおうなしに春実は目立ってしまい、嫉まれることに。
そして、ある日、学園の秘密行事である『子羊狩り』が開始されてしまう。
何も知らないまま、春実は子羊に選ばれてしまい、狙われることに・・・。
上級生×下級生モノ。


ビバ、全寮制学園モノ!
ということで、好物のシチュです(笑)
しかも、攻はハイソサエティの香り高きええとこのボン。
一方の、受ちゃんは、過去のある事件からトラウマを抱えたうえに、不幸を一身に背負ったかわいそうな子・・・。
全寮制学園モノで、トラウマ系にして、なによりハーレク○ン系!(※注ハーレク○ン系=不幸な受が、ハンサムで金持ちの攻に見初められ、紆余曲折の涯、ハッピーエンド♪ Byマイ辞書)
萌えないわけがない(笑)





制服に身体を合わせるのではないのですね、身体に制服を合わせるのですね・・・。
金持ちのすることは、庶民にはわかりかねます(笑)
というわけで、羊皮のルームシューズに、リボンタイと、金持ち学校アイテムにどひゃーとなりつつも、読みました。
そんな中高一貫の全寮制の学校に、高一の五月という中途半端な時期に編入することとなった春実。
実の叔父にいわゆる性的虐待を受け続け、その果てにその叔父を刺してしまうという事件を起こし、やっかいばらいのために、この学校に入れられてしまう。
・・・そこがすでに、間違ってる。
彼は、被害者でしかないのに、悪いのは春実。
その事件のため、彼は暗闇が怖くて、夜眠れないというトラウマを抱えることに。
しかも、自分が汚れているという思い込みから、身体を洗い続けてしまったり。
どう考えても、家から追い出すんじゃなくて、その前に行くべき病院があったんではなかったのかと思わずにはいられなかった。
春実と彼の母親は、実家に出戻っている身で、叔父家族と一緒に暮らすことになったのだけど、それでもこの扱いはどうなのかと。
田舎の旧家だかなんだかしらないけれど。
・・・っていうか、田舎だからなのかな。
真夜中に、眠れなくなった春実が行くのは、ロウソクの明かりが揺らめく大聖堂。
そこで、ロザリオを握りしめて眠る姿は、本当にかわいそうで・・・。
それでも、家にいるよりも、この学校にやってきてよかったと思えるのは、やはり朝水の存在。
・・・いい男です(笑)
さすが、将来世界を相手にする男、高校生にしてはできてます。
どうしようもなく不安定な春実を、優しく守ってくれる男。
・・・王子はこうでなくちゃ(笑)
彼は彼で、立派な家に生まれてきてしまったがゆえの悩みがあるのだけれど。
やはり、近づいてくるのは、その朝水の背後にあるモノが目当てのものだったり、変にこびへつらうだけのものだったり。
そういう意味では、春実というのは、すごく新鮮で。
それはもう、ころっと、いってしまいましたね、朝水(笑)
それからの朝水のちょっかいをかける=アプローチは、なんつーか、すごくわかりやすい。
そういうところが、変にかわいいんですよね。
しかも、超法規的措置っていうか、部外者のくせに伝統行事に首っツッコミまくりなのは、反則ですよ(笑)
ただ、『子羊狩り』という秘密にして伝統の行事に関しては、好きになれないっていうか、いやだ。
存続することが勇気なのか、廃止するのが勇気なのか、どうでもいいところで悩みましたよ・・・。
個人的には、後者。

ところで、この学校、カソリック系ですよね・・・。
いいんですか?
って、今更ですけど(笑)
posted by 棗 at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>雪代鞠絵 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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