2013年02月11日

フェア・ゲーム:ジョシュ・ラニヨン

4403560113フェア・ゲーム (モノクローム・ロマンス) (ディアプラス文庫)
ジョシュ・ラニヨン 草間 さかえ
新書館 2013-02-09

by G-Tools

<あらすじ>
元FBI特別捜査官で現在は大学で歴史を教えるエリオットの元に、失踪した学生の捜索依頼が持ち込まれた。
捜査協力にあたる担当捜査官を前にしたエリオットは動揺を隠せなかった。
そこには一番会いたくない、けれど決して忘れられない男、タッカーの姿があった。
タッカーはかつてのエリオットの同僚で恋人。
17ヵ月前、膝を砕かれ失意の底に沈んでいたエリオットに、冷たく背を向けた男??。

シアトルの大学を舞台に繰り広げられる、甘く激しい男たちのミステリー・ロマンス。
男たちの熱く狂おしい恋愛を描くモノクローム・ロマンス、第一弾!!


Dear+フユ号で読んで面白かったので、楽しみにしてました、「フェア・ゲーム」。
開いたら登場人物の紹介があったりして、翻訳小説読んでるみたい…。
装幀も、そんな感じ意識して作られてるなあ、ディアプラスに比べたらものすごくシンプルだし。
東京創元社とかの翻訳ミステリと並んでててもよさげ。
海外のミステリ小説好きな人には、すごく楽しめるお話だと思う〜。



はじめ値段見てびっくりしたんですけど、それもそのはず、分厚いです。
普段の倍はありそう…。
いつも読んでるBLを思って読みはじめると完全に裏切られるかも。
前に雑誌で読んだ時にも、いつも読む日本のBLとなにが違うのかなあと思いつつ読んでたんですが、やっぱり『萌え』の部分かなと。
日本のBLにも海外を舞台にしたものはたくさんありますけど、それと何が違うって考えたら、書き手の性別がちがうってのも大きな違いですけど、ベースの部分が根本的に違うのかなと。
日本のBL、萌えありきですよね、全部が全部とは言いませんが。
腐女子に、萌えは重要なファクターですから、女性が女性のためにBL書くとすれば、萌えは不可欠。それはもう当たり前すぎて、読み手もそれを無意識に読み取ってしまう。
で、このお話は、基本男性が男性向けに書いてる…と思われるので(多分)、その辺の事情が随分違うんだろうなあ。
エリオットなんて、完全にメガネツンデレで萌え要素がっつり持ってるはずなんですけどねえ(笑)
草間さんのイラストが素晴らしすぎて、萌ゆる…。

そう、この話はミステリーでロマンスなんです!
ロマンス大事(*´д`*)
ということで、17ヶ月…1年5ヶ月?ぶりの再会ラブなんですけど、なんかいい年した男ふたりが不器用なことしちゃってて、読んでてにやにやした。
なにこのかわいい人たち。
その一方で、大学で起こる不可解な事件に巻き込まれて行くわけですが、その事件も添え物じゃなくて本格的。
時々、事件ばかりが前面に出てきて、あれタッカーは???ってなる(笑)
あと、エリオットとパパとの関係とかは不思議な感じがする、この辺しをんさんの解説にもあったんですけど、そこらへんはお国柄というか、土壌の違いというべきか。
ラブ以外の部分も濃密なだけに、このボリューム感。
多分、軽い気持ちでBL読みたい時には向かないんですけど、じっくり読み物堪能したいときにはすごくしっくりきますね。



ところでこちらがAmazonにあった原語のキンドル版。
Fair Game / Carina Press
表紙は偉大なり。
…ターゲットが一目瞭然だわ。(作者さんのプロフィールとしをんさんの解説を読む限り、あきらかにそうだ…)
だからと言って、内容が完全男性向けってことはなかったです。
エロ小説ではなく、ロマンス小説。(これ大事!)
そこら辺は、作者さんがそういう作風なのか、この話はそうだからなのか、翻訳者さんの手腕で腐女子向けにマイルドになってるのかはわからないんですが。
この先も新書館さんは、このレーベル出し続けてくれるんですよね…?
まだまだ読みたいよう〜。
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