2012年11月28日

アウトフェイス ダブル・バインド外伝:英田サキ

4199006907アウトフェイス ダブル・バインド外伝 (キャラ文庫)
英田 サキ 葛西 リカコ
徳間書店 2012-11-27

by G-Tools

<あらすじ>
極道の一大組織である東誠会三代目を、凶暴な狂犬が狙っている!? 会長となった新藤の愛を受け入れ、本宅で暮らし始めた葉鳥。ところが襲名を逆恨みする元舎弟の稗田が、新藤の命を狙うと予告!! 「新藤さんに何かあったら殺す」心配で焦燥を募らせる葉鳥は行方を追って奔走するが!? 極道の愛を得て成長した葉鳥の覚悟が試される!! 若き日の新藤と葉鳥を描く「名もなき花は」も同時収録!!
 



雑誌で読んで、文庫化されるのを楽しみにまってましたよ。
やっぱりこの二人、すごくいい!



葉鳥忍という人は、読むたびにいろんな顔を見せてくれるキャラですよね。
「アウトフェイス」は、本編「ダブル・バインド」のその後のお話なので、今一番新しい葉鳥の姿がそこにあるわけなんですが、随分彼も変わりましたよね。
世界の中心とすべてが新藤だった葉鳥も、それ以外にようやく自分を視界にいれるようになったのだなと。
死にかけたことと、実は自分が父親だったという事実は、彼を成長させるきっかけになってます。
あのぼろぼろのスタート地点を考えれば、彼の成長は著しいものがありますけど、それはすべて新藤のため。
それが新藤のこと以外、それも自分自身のことで悩み葛藤する姿に、彼の人としての心の成長が見えますよね。
少なくとも、新藤のために死ねると考えていたころよりは、ずっといい。
新藤のため、そして葉奈のために生きることをきちんと考えれるようになった葉鳥に安心しました。
そんな風にこの世に葉鳥をつなぎ止める足枷となる親子の縁を産み出してくれた美津香は、やっぱりすごすぎる姐さんだったなあ…。

それにしても、葉鳥と新藤の間の空気が甘すぎてラブすぎてじたばたします。
前半と後半で新藤のツンとデレの割合が違いすぎて(笑)
葉鳥の成長にばっかり目を奪われがちですけど、新藤はデレ成分増量です。
新藤の場合、成長というより、開き直り?
葉鳥みたいに、愛されることに不慣れな子は、新藤みたいに愛情表現出し惜しみしない男でなきゃダメなんだろうな。
そしたら、もうちょっと自分で自分を愛するのが上手になれると思う。


「名もなき花は」の感想はコチラ
posted by 棗 at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>英田サキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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