2006年12月25日

くちびるに銀の弾丸:秀香穂里

くちびるに銀の弾丸
秀 香穂里著
徳間書店 (2003.9)
ISBN : 4199002790
価格 : \560
通常2-3日以内に発送します。



<あらすじ>
ゲームソフトメーカー「ナイトシステム」の広報を務める澤村朗は、超オレサマで傲慢で下半身がだらしないが、自他共に認めるやり手広報マン。
そんな彼の会社に、鳴り物入りで移籍してきたのは、業界トップのディレクター・水嶋弘貴だった。
その水嶋との初顔合わせの日に、遅刻した澤村。
怒る水嶋の顔に、なんとなく興味をもってしまう。
だれもが、彼と打ち解けていく中、澤村だけには水嶋はそっけない。
そんなある日、水嶋がゲイだと知り・・・。
広報×ゲームディレクターモノ。


ゲーム業界です。
働く男たちです。
ネクタイでスーツです。
28×31、年下攻めです。
大当たりです(笑)

澤村、サイテー。
いやもう、ホントに、読みはじめてすぐこの男どうよ?と思うほどに、いやな男・・・。
仕事はできるけど、自信家で傲慢で、女は使い捨て。
まさに不誠実という言葉がこれほど似合う男はいないんじゃないかと。
そんな彼が、自分の会社に移籍してきた、業界屈指のトップディレクターの水嶋に出会ったことから変わっていく。
自らの仕事に絶対的なプライドを持ち、人にも厳しいだけ自分にも厳しくしてしまう。
どう考えても、真反対な性格の二人。
反発し合ってるように見えていて、実はそうじゃなかった。
澤村にどうしてもそっけなくなってしまう水嶋は、実はゲイで、澤村に惹かれてしまってた。
そんな水嶋の気持ちに気付いた澤村は、半ば興味本位で試してみないかと誘う・・・。

水嶋の新作ゲームの製作が進むにつれ、二人の関係も、どんどんと進んでいくのですが、ホントに澤村〜、おまえはホントに人間か?と言いたくなるほどの、ひとでなしっぷり。
実は、誰よりも繊細で恋愛に臆病な水嶋を翻弄することを、いつもの調子で楽しんでしまってる澤村。
それをわかっていながらも、振り回されて、傷ついてしまう水嶋。
結局、恋人でも身体だけの関係でもない、中途半端な関係を清算したのは、水嶋の方から。
不誠実だという言葉で。
きっと、今までの澤村だったら、そんなこと言われても、全然気にも留めなかったんじゃないかと。
水嶋から出た言葉だったから、あんなにこたえたんだと。
しかも、認めたくないだけで、十分水嶋のこと好きになってたんだと。
その後の、澤村の誠意大将軍(死語)っぷりは、もう、恋はここまで人を変えるのか?と(笑)
水嶋の気持ち取り戻すために、家に押しかけて、そこら中で好きだと大声張り上げてる澤村の、必死さは、結構好きかも。
そのくせ、セリフがいちいち、オレサマなのも、彼らしいし(笑)
でも、「俺に、あんたを好きになっていい権利をください」は、2006年、最高のセリフでした。
しかも、そのあとのえっちシーンがもう!
なんだかんだといいつつ、実際にはいたしてなかった二人が、はじめてするのが、気持ちが通じ合ってから。
しかも、あの澤村が、優しく抱いてやろうとか思ってるし。
・・・しかし、その後、奴の持久力やらデカイ発言には、笑いましたけどね、らしすぎて。

ええと、何が言いたかったって、秀さんのえっちシーンは、萌えってことか(笑)



posted by 棗 at 21:19| Comment(2) | TrackBack(0) | BL(小説)>サ行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは,棗さん。
さきほどコメントを書いたばかりですが,秀さん好きなのでこちらにも遊びに来ました。

このお話,私はずいぶん前に読みましたが大好きでしたよ〜♪

この攻めって本当に嫌な奴なのですよね。
澤村が水嶋に対して興味本位で近づいて手を出して…ノンケの澤村が,自分に惹かれているゲイの水嶋を翻弄して傷つけるさまは,ノンケのゲイに対する残酷さを感じさせますよね。
読んでいて水嶋がかなり気の毒になった記憶が…
けれど後半立場が逆転して追いかける側に回った澤村が誠意大将軍(笑)ぶりを発揮するさまは読んでいて天晴れ!よございますよ!と大喜びした,と記憶しております(笑)
秀さんの業界モノ,かなりの人気だったらしくて今度は別の業界モノの新刊が出る予定らしいです。
秀さんの働く大人の男モノの中にはいくつか秀作がありますので今から楽しみにしてます(^−^)

Posted by ユキ at 2006年12月29日 13:05
こちらでも、こんばんはです、ユキさん。

秀さんは、これが二作目なんですが、・・・ツボです。
しかも、えっちシーンが(笑)
もちろん、ストーリーもすごくおもしろいんですよ。
仕事する男たちの、働くシーンも、すっごくいいし、恋愛が進んでいくにつれて、悩む彼らの姿もかわいらしいし。
・・・しかし、秀さんて、えっちシーンにながれこむまでが、なんていうか、こう自分のストライクゾーン、ど真ん中?みたいな(笑)
まだこのシリーズと「虜」しか読んでないんですが、どちらも大アタリで、ほかの作品も読んでみたいな〜と、思ってるところです。

・・・それにしても、こんなひどい澤村を、私は結構好きなんです(笑)
Posted by 棗 at 2006年12月29日 18:46
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック