2012年10月08日

本日、ご親族の皆様には。:水壬楓子


<あらすじ>
資産数百億を有する一族の女帝・八色華が急逝!華とは遠戚の売れないカメラマン・石橋桜は、遺言状の公開に出席する。そこで再会したのは、大学時代からの親友・立野恭吾。しかも、なぜか親族でもないのに、莫大な遺産相続人の指名権を持っているらしい!?彼の伴侶に選ばれれば遺産が転がり込むというのだ。実は、訳あって恭吾の告白を拒説した桜。今さら名乗りを上げられず…。


喪服の男が表紙なんですけど、内容は湿っぽくなくてよかったです〜。
しかし金の亡者はすさまじい(笑)


雑誌で読んでいたので前半の内容は知ってたんですが、後半の書き下ろしが、まさかそうきたか!な展開で。
おかげで楽しめました。

大学時代の親友に、意外な場所で意外な理由で再会。
振った相手が、大金持ち候補となって目の前に現れたら…驚くしかできないと思う。
恭吾がゲイで、自分はノーマル、だから桜は告白を断ったわけではなく、むしろ好きだったからこそ、自分がお金のごたごたに巻き込まれてる状況に恭吾まで引きずり込みたくなかった。
あとは、男の子のささやかなプライドですよね。
自分はうれてないカメラマンで、でも恭吾は名の知れたモデル。
そういう状況では、対等にはほど遠いですから、気持ちの面で。
振られた恭吾は可哀想なんですけど、でもあそこで自分の状況がせっぱつまってるからって告白を断った桜が実は嫌いじゃないんです。
なんとかしてから、って思うのは間違ってないと思うんです。
…でも、何とかなる前にとんでもない状況に陥るんですけどね。
遺産相続の渦中にあって、しかも借金抱えてる身の上で、桜はあっさり簡単なほうには転ばないですよね。
だからこそ、こいつはいい男だなって素直に思えるんですけどね。
恭吾も、酷い男ばっかりに当たってたから、あんまりにもいい人すぎる桜に出会ってしまって、なんだかすっかり純愛しちゃってるなあ…。

書き下ろし部分は、二人のその後かな〜と漠然と思ってたら、遺言状読んでた弁護士さんが主役!
予想外すぎる(笑)
もうちょっとじっくり読みたかったな、この二人も…。

でも、この二人以上にビビったのが、アレでしょうか…。
あーでもちょっと私的には嬉しかったかな。
やっぱり悲しい話より楽しい話のほうがいいですよね。

posted by 棗 at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>水壬楓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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