2012年10月07日

伯爵夫人の魔法の靴:かわい有美子


<あらすじ>
英国王室御用達の高級百貨店に買収された老舗デパートに勤める笹野は、爽やかな笑顔とスマートな物腰の外商部販売員。ある日、日本支社長として来日したラッカムとの懇談会に、通訳として出席することになった。有能でおまけに次期子爵というラッカムに気後れしていた笹野だったが、すぐにその端整な容貌と穏やかな人柄に魅了される。けれど支社長と平社員。あまりにスケールが違いすぎて会話する機会すら二度と訪れないだろう―そう思っていた笹野の元に突然ラッカムが現れて…。


ムービックの撤退がとても悲しい…。



ルナノベルズの最後のラインナップの一冊。
かわいさんらしい恋愛小説でした。
こういうお話はすごく好きなので、かわいさんよそでこういうお話是非書いて欲しいです。

恋愛小説ではあったんですけど、わりと百貨店業界のあれこれについての部分も多く、最初この二人は恋愛関係になるの?ってちょっと心配しました。
良き上司と部下、そしてそれ以上に友人とはいかないまでも心を開いたいい関係にはすぐに落ち着いた二人。
外国人と日本人ということで、ちょっとした文化的・民俗的な差異がありつつも、スーパーハイスペック社長は鷹揚な面を見せせくれるし、控えめな部下はどこまでも日本人的。
二人の距離は、二人の持ってる本質的なものなのか、打ち解けていくのは早いと思う。
一緒にご飯食べたり、銭湯に行ったり、下心なかったにしてもそれは相手を深く知りたいと思えば、いいデートプランなんじゃないかなと。
…でも恋心を自覚してからは、スーパーハイスペック社長はわりとあっさりへたれてしまい、控えめ部下は日ごろの控えめさが身を潜める。
仕事では、攻め様は攻め様らしく、受け様は受け様らしく。
でも恋愛の主導権は、逆転してしまう。
タイトルにもある伯爵夫人の靴がアイテムとして出てくるんですが、そのロマンチックすぎる逸話を愛してる社長は、まぎれもなくロマンチスト。
だから、立場が、とかいろいろ考え込んで恋心をしまい込もうとしてたのを諦めて、まっすぐ笹野に向い合えばすごく情熱的ですよね。

しかし、確かに靴にはフェチを感じますけど、それ以上にラッカムはフェチすぎる(笑)
その発想なかったわー。
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