2006年12月04日

ドロシーの指輪:谷崎泉

ドロシーの指輪
谷崎 泉著
二見書房 (2006.1)
ISBN : 4576052128
価格 : \560
通常2-3日以内に発送します。



<あらすじ>
開店休業状態の老舗骨董店の「尾形」の主は、無精ヒゲに甚平姿の緒方邑。
彼の元に、ある一枚の絵が持ち込まれる。
緒方は興味を持つものの、あまりにうますぎる話に、取引を躊躇していたところ、銀行員の三本木恒彦が、勝手に話を進めてしまう。
彼と緒方は、その昔、たった一度だけ関係を持ったことがあったのだ。
結局、三本木は騙され借金だけが残され、金を貸した嵯峨という男にその身体を狙われる。
そうはさせまいと、緒方は本物を探しはじめるのだが・・・。
骨董屋×銀行員モノ。



「イゾルデの壺」が発売されることだし、ちょうど「トリスタン」と「イゾルデ」というお菓子食べたばかりだし、ということで読んだ作品。
「闇夜を歩く」の雰囲気も好きだったし、ということで読み出したんですが・・・。
いいっすね、甚平と無精ヒゲ・・・萌え(笑)



実に、好きな雰囲気のお話。
舞台は骨董屋、そこに持ち込まれるいわくあり気な品が鍵を握ってて。
主役の緒方と、三本木は、過去に一度あったっきり、その後はなにもないけど、つきあいは続いてる。
でも、肝心の緒方には、どうやらいろんな過去がありそうで・・・。
小説の舞台としては、最高。

小説を読む時、ストーリーに重きを置くか、それともキャラクターか、となると、個人的には後者。
だから、わりとつまらないと言われてる話でも、キャラクターがよければ、いくらでも読めてしまう。
だからどんなにいい話だといわれても、キャラクターがてんでダメだと、全く・・・。

この作品、話もいいけれど、あの個性あふれるキャラクターたちがなんともいいなーとおもってたんです・・・が、たったひとり、どーしても受け付けないタイプのキャラクターが。
甚平&無精ヒゲの、攻キャラさいこーな、緒方とか、オネエなくせに、意外とくせ者な桂丸とか、金貸しというには能天気なキャラな嵯峨だとか。
すっごい好きなんですよ。
・・・でも、肝心の受が、愛せない(笑)
もう、致命的です・・・。
続き読みたいけど・・・またあの守銭奴ぶりを見せつけられるのかと思うと、つらい(泣)
いっそ、緒方も、桂丸にくら替えしてしまえー。



posted by 棗 at 20:02| Comment(2) | TrackBack(0) | BL(小説)>谷崎泉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは、棗さん!コメント失礼しますね。
棗さんに随分とまた嫌われている三本木に同情を禁じえないtatsukiです(笑)。
三本木は本当に受けとして、人間としてどうかと思われるイイ性格しておりますが、
私は結構好きなんですよー。
お金に居汚いトコロとその欠点に懲りない性格は、
何となく私の大好きなパタリロ殿下に似てますね♪
基本的にBLジャンルではダメっぽいヘタレコンビが大好きなので、
この二人は実は割と好きな組み合わせなんです…。

小説版ではこの二人の関係はどう見ても恋愛未満なのですが、
ドラマCD版だと三本木のちょっとした緒方に対する執着心が垣間見えて、
コレはコレでなかなか楽しかったです。
(原作のままの三本木だと、声優さんも演じにくかったんでしょうね…)

ちなみに私が許せない(←は言いすぎですが)ダメキャラと言えば、
某京極堂シリーズの関口君だったり…。
このシリーズを読むたびに、彼には100回以上は心の中で突っ込んでいる気がします。

それでは、また。
変なコメントですみません…。

Posted by tatsuki at 2006年12月06日 19:54
こんばんは、tatsukiさん。
実は、関口くん大好き棗です♪

ここまでキャラクターとソリがあわないというのも、久々でした・・・。
三本木とは、きっと友達にも恋人にもなれません(笑)
・・・お好きな方には、ホントに申し訳ないですが。

あいかわらずBLCDには手を出していないんですが、この作品もCDになってるんですねー。
一度聞いてみたいような、すさまじい羞恥プレイのような(笑)
原作とちょっと違うと聞くと、興味がでるんですが、なかなか手が出せませんね・・・。

tatsukiさん、イゾルデの感想をすでにアップされてましたよね、あれをいかに読まずにいるか、なかなか辛かったです。
・・・緒方は、すっごい好きなので、続きは気になるんですよ〜。
彼の過去が、気になるー。

コメントありがとうございました。

Posted by 棗 at 2006年12月06日 22:05
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