2012年08月17日

お医者さんにガーベラ:椹野道流


<あらすじ>
つけこんで、僕のすべてをあなたに捧げます

自他共に厳しい医師の大野木甫は、溺愛する弟と恋人になった部下の仲を見せつけられ、やけ酒で泥酔した。路上で寝込んだところを生花店店主の九条夕焼に拾われた甫は、「あなたを慰め、甘やかす権利を僕にください」と笑顔で押し切られ、添い寝までされてしまう。かいがいしく世話をされ、真っ直ぐ好意を告げる九条の優しい手に癒される甫。それでも己の寂しさ、弱さを認めまいとするが…。


個人的に、BLにおける萌えツボど真ん中な職業は歯科医で、受けてよし攻めてよしの一粒で二度も三度もオイシイものと信じてる。
それ以外に実は”花屋さん”がかなり萌えツボだと前々から思ってたんですが、花屋さんはイメージからか受様ばかり…。
いやそれに不満はないですよ?
でも花屋さんの年下攻めとかどこかないのかーと思っていた所、この本に出会いました。
ソレを目当てに買ったわけではなかっただけに、嬉しい誤算。
それだけでも萌え萌えだったのに、話が超好みだっただっただけに、言うことなしです。
もっと早く読んでれば!…「楢崎先生んちと京橋君ち」ももうちょっとにやにやできたのにー。



「楢崎先生んちと京橋君ち」で、楢崎先生にいいかんじにかわいがられていた大野木先生、その人が出てる〜ということで慌てて買ったんですが、攻の職業が花屋だし、ストーリーは超好みだし、どうしてくれようって感じでした(笑)

確かに大野木は上司としてはすごくつき合いづらいなあ。
彼には彼のプライドがあるように、他者にも同じものがあるんですよ。
そこんところを上手く読めてない。
仕事に関しては素晴らしい技術と知識を持ってるのだけど、人付き合いに関しては、いろんなものをどこかに忘れてきたんじゃないかというくらいダメな人だよね。
しかも、彼の考えは間違ってないし、悪くはないんだけど、いかんせんそこにある人間の感情をまるっと忘れてるんじゃないかな。
そうやって人にも厳しいけど、自分にもすごく厳しい。
他人に甘えを許さない分、自分も人には甘えませんよね。
どんなに苦しくても自分で解決する方向にもっていこうとしますから。
ただ今まではそれでどうにか踏ん張れてたのかもしれないけど、今回は立て続けにいろんなことが起こってしまって、完全にキャパ越えてしまいます。
確かに、大野木も完璧な人じゃないし、それはちょっとな部分多いんですよ、でも彼の心が折れたとき、私も久々に本読んで泣いてしまった…。
あの誰にも必要とされていない、何処にも居場所がないという感覚は、なんとなくわかります。
あそこまで追いつめられたことはなくても、人間関係のもつれで、多かれ少なかれそういう経験はだれでもあるんじゃないかなと。
そして、大野木の完璧までの長男体質…。
私も長子なだけに、そこはほんとにぴたっとはまる部分があって、必要以上に感情移入してしまった部分もありました。
そんな大野木を受け入れたのが花屋さんの九条。
彼も不思議なひとですよね。
あの若さで、大野木みたいな難解な人を甘やかしたいって思えるなんて。
だからこそ、彼の過去にすごく興味は湧きます。
元ミュージシャンで現花屋。
なにがあって、今のような彼になったのか。
元々そういう人だったのか、それとも何かを経験したからなのか。

それにしても、誰にも必要とされてない、何処にも居場所がないと感じた大野木が向かったのが九条のところ。
そして彼のこと求めますよね。
そうやって、自分の存在理由確かめたかったのかと思うと、必要以上に萌えるシーンでした…。
何かを確かめるえっちってやっぱいいなあ…。

よし、続きも早速読むぞ〜(≧∀≦)
posted by 棗 at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>椹野道流 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック