2012年07月10日

執事と画学生、ときどき令嬢:小林典雅


<あらすじ>
素顔は明朗快活、そして若干粗忽な画学生。
けれど駆け落ちして失踪中の男爵令嬢と瓜二つだったことから、
女装して身代わりを務める羽目になった来智(らいち)。
一週間後に控えた夏見侯爵とのお見合いまでに立派な令嬢になりきるべく、
執事の竹之内の鬼のしごきに日々耐えるうち、厳しい中にふいに見せる彼の優しさが気になり始め……?

没落侯爵・音彦と箱入り御曹司・湊(みなと)の恋も収録。





BL的王道設定なのに、そこはやはり小林典雅だった。




雑誌シャレード掲載作なんですよね。
まだ、典雅さんの作品は文庫化されてないものがある…んだよね?この調子でどんどん文庫化してください、お願いします新書館様!
しかし、ディアプラスにきてから、典雅さんの発行ペースがすごくてびびる…。

内容的には、まさにあらすじどおり。
貧乏画学生が、なぜか駆け落ちした名家のお嬢様の代わりに見合いに出るため、令嬢教育を受けるうちに、教育係の執事と恋に落ちてしまう。
しかし、読んでて「セリフが短い!」と思ったのは私だけ…?(※ご存知ない方のために、一応。典雅さんのセリフはBL界の橋○壽賀子といわれるくらい、長いのです)
とはいえ、心の声は、ばっちり小林典雅節が冴えてたんですが(笑)
2006年の作品ということは、もう6年前?そのころから、小林典雅さんの個性は光ってたんだなあ…。
設定は王道でも、内容は独自路線突き進んでるよね。
しかし、攻めの変態紳士度が、私的には物足りなかった…!
典雅さんちの攻めはもっと変態でいいと思うの。
やはり6年前は、攻めが変態すぎるのはアウトだったのかなあ…。
その分書き下ろしで、受けの淫乱度ががっつりあがってましたけどね(笑)

もう一つの書き下ろしは、別カップルの二人だったんですけど、これまたなんて王道な展開!
音彦みたいななんでもそつなくこなしてしまうスマートな男(でも没落貴族)が、深窓の箱入り息子にうっかりハマって、本当の意味で必死になる姿はよかった〜。
この二人の話読んでるとき、普通のBL読んでるような気がした…。
でも音彦という人は、どこまでも小林典雅作品のキャラではありましたが。

しかし、いつも典雅さんの作品のおもしろさがうまく伝えられなくて、自分にがっかりする(´・ω・`) 。
でも、あのおもしろさは読まないとわからない気もする…。
典雅さん気になってるという方には、小林典雅テイストもありつついつもよりは王道な感じのこの作品をお薦めします♪
posted by 棗 at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>小林典雅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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