2012年06月13日

ポケットに虹のかけら:久我有加


<あらすじ>
亡くなった家族の借金のカタに、暴力団系の探偵事務所でこき使われている亮介(りょうすけ)。
夢も希望もないけれど毎日そんなに悪くない。
そう思っていたある日、調査で小学校の同級生・高林(たかばやし)と再会する。
いじめられっ子だった彼は背も伸びてすっかりいい男になっていたが、あの頃と変わらない笑顔で亮介を慕ってくる。
対象者と接触してはいけないと知りつつ高林と会うことをやめられない亮介だが……?

幼なじみ再会ラブ!!



ディアプラスはというか新書館は、新刊のあらすじは早めに紹介しようとかいう気はないのかな…。
いつも買うのが出遅れるのは、そのせい!
内容がわからないのに、タイトルだけで買うような大バクチはできないよ、特にBLは…。
今回は、あらすじ知ってたら、もっと早く買ってたー。
タイトルかわいいから、こういう内容だとは全く思わなかったよ。





あらすじ読んで、なんかもうちょっと悲壮感のある主人公なのかなあと漠然と考えてたんですが、案外物事を深く考え過ぎないタイプかも。
辛い目に遭い過ぎて、自分の中で感情のメーターが振り切れちゃってて、傍から見れば酷い状況かもしれないけど、生きてるからそれでいい、そのくらいのスタンスなのかな。
亮介がそんなタイプの子だというのもあるけど、それ以上に893のくせに根っこがお人よしな先田たちのおかげで、想像よりは全然悪くない状況なのかもしれない。
しかし、末端とはいえ組の息の掛かってる探偵事務所、持ち込まれる案件によっては、自分が直接手を下す訳ではないけど、後味の悪いものも少なくない。
そんな日々を送る亮介のもとに、ある調査が舞い込んでくる。
それが小学校時代の同級生・高林との再会へとつながるわけだけど、亮介の事務所に持ち込まれる案件ということは、そうとうキナ臭い。
しばらく調査を進めるうちに、高林がそうとう危険な橋を渡ろうとしていることを知ることに。
高林との関係に居心地の良さを憶えつつ、亮介は本当のことが言えないことに辛さを憶える。
結局、亮介は、高林に危険なことをしてほしくないから、事務所裏切って高林に正体がバレることを承知で、やろうとしていることから手をひいてほしいと頼み込む。
二人の気持ちは、再会してすぐに同じ方向に向いていて、言葉に出したりあからさまな態度にでたりなんてことはなかったけれど、心のどこかで通じるものがあって。
そんな関係だったからこそ、亮介は高林をこんなカタチでなくしたくないからと、必死で追いかける。
一方の高林も、亮介に裏切られたことに傷ついたけど、でもやっぱり亮介に二度と会えなくなるかもしれないということのほうが怖い。
タイトルから全然想像できなかったけど、この二人かなり生きるか死ぬかのぎりぎりのところにいたんですよね。
だからこそ、生きてること確認するみたいな行為がすごくよくて。
久々の萌えシチュに、テンションあがりまくりでした。
しかも、亮介は、元々淫乱系でも下半身ユルイ系でもなく、どっちかといえば淡泊な方なんじゃないかなと思われてたのに、高林とのえっちがすごく大好きですよね。
ものすごく積極的で、快楽を追うことに素直。
身体つなげることで得られる安心もあるんだろうけど、それ以上にやっぱりただただお互いがお互いを好きなんだろうなあ…。
生きてるって素晴らしいね。

ところで、亮介のいる探偵事務所の先田と梶山の関係がなんか気になりますけど。
893カップルだったりしないのかな〜。
もちろん、梶山×先田で(`・ω・´)
posted by 棗 at 17:47| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>久我有加 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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