2006年11月14日

NO.6:あさのあつこ

No.6 #1
あさの あつこ〔著〕
講談社 (2003.10)
ISBN : 4062120658
価格 : \998
通常24時間以内に発送します。


No.6 #2
No.6 #3
No.6 #4
No.6 #5


<あらすじ>
2013年の理想都市、「NO.6」のエリートだけが住むエリアに暮らす紫苑は、12歳の誕生日の夜、ネズミと出会ってしまった。
特別警戒地域から逃げだしてきたという彼を助けたことから、紫苑の運命は大きく変わっていく。
そして、4年後、二人は再会を果たすこととなるが・・・。

※完全にネタバレしてます。
だれか、”感謝”と”おやすみ”の違いを教えてください。

「バッテリー」「The MANZAI」と、腐女子ゴコロをさりげにくすぐる作品を世に送り出されているあさのあつこさんの、衝撃作(笑)「NO.6」。
これが、BLじゃなかったら、なにがBLなのか?!(大げさ)
というほどの、作品でした。
・・・いや、ただのヤングアダルト向けのSFかファンタジーくらいに捕らえてた私が間違っていただけなんですけど。

生まれた時から、エリートとして、特別待遇の生活をし、教育を受けてきた紫苑。
ピラミッドの頂点により近い生活をしていたものが、ある日、ピラミッドの最下層に位置するネズミに出会う。
何らかの理由で、紫苑たちのようなエリートだけが住む「クロノス」にやってきたネズミは、酷いケガを負っていて、たまたま逃げ込んだ先が、紫苑の部屋だった。
犯罪者かも知れないネズミを匿い、傷の手当てまでし、結果的に逃亡の手助けをした。
当局から目をつけられた紫苑は、エリートコースから外れることなる。
最下層の一歩手前まで、ころがり落ちた紫苑は、そんなことを気にするわけでもなく、毎日を過ごしていた、そして四年後、意外な形でネズミと再会する。

12歳の紫苑が、あの日ネズミを助けたように、今度はネズミが、危険の迫った紫苑を助けることになる。
そして、二人は、NO.6を出て、その外の世界から、NO.6というモノを見つめてる。
NO.6と違い、弱肉強食の世界が広がり、生きるか死ぬか、誰もが自分のことだけを考え、他人のことなどどうでもいい。
騙されるのは、騙される方が悪い・・・そんな生と死が間近な場所にあるのが、西ブロック。

そこで生きることを選んだ二人。
ネズミにしてみればホームグラウンド。
狡く賢くトラブルから逃れることができて、食べることには困らない。
けれど、紫苑にしてみれば、信じられないようなことばかりで、そう思っていると、ネズミから考えが甘いと否定されてしまう。
そうこうしているうちに、紫苑だって、要領良く立ち回ることができるようになる。
でも、紫苑の持つ、まっすぐで正直な心だけはずっと変わらない。
確かに、ネズミは賢く強い。
紫苑はもっと違う強さを持ってる気がする。
でも、そんな紫苑の内側には、紫苑自身気付いていない、もっと違う本性が隠れてるんじゃないかと思わせられる。
そんな二人の関係は、友情なのか、愛情なのか、それとももっと違う感情なのか。
でもね、キスはキスだと思うんです、それ以下でもそれ以上でもなく。
・・・答えにはならないかもしれないけど。

最近、文庫化されたようで、こちらは大人でも手に取りやすい、装幀になってるようです。
・・・でも、文庫化が待てなかった(笑)
オンライン書店ビーケーワン:NO.6 #1
posted by 棗 at 20:30| Comment(2) | TrackBack(1) | 萌え | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは!
私も目下、この作品の続きがとても気になっています。
でも、私は文庫化するまで待つつもりですヨ。
(多分)耐えてみせます!

>でもね、キスはキスだと思うんです

これって、1巻のお話じゃないですよね?
わーわー、どうしよう…やっぱり続きが読みたいです。
あさのさんの作品は、いつも煩悩の自制が効かなくて困ります。
踊らされてる自覚はあるのに、踊っちゃうんですよね…。

私の感想は1巻のみですが、あとでTBも送らせて下さい。
それでは、失礼しました。
(テンション高くてスイマセン)
Posted by tatsuki at 2006年11月16日 20:18
tatsukiさん、こんばんは。
コメント&TBありがとうございます♪

いやもう、この作品、テンションあがりますよ〜、ホントに。
やはり、あさのさんは、腐女子のツボをうまくつく方です(笑)

しかし、まだ一巻しかお読みじゃなかったんですね・・・。
思いっきりネタバレ含んでて、ごめんなさい。
キスについては・・・やはり内緒にしておきますね(笑)
もうちょっと先のお話になりますので、堪えてください!
私も6巻がすごく気になってるんですー、早く続きが読みたいんですが、いつ出るんでしょうねえ・・・。
最近他の作品がどんどん出てたので、そろそろNO.6をお願いしたいものです。
Posted by 棗 at 2006年11月16日 21:33
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

NO.6 #1
Excerpt: ただ今、読了。 失敗…つ、続きが気になって今晩眠れなくなりそうな予感がします。 いやあ、文庫版が全部出揃ってから読み始めるべきでしたね…。 直ちに単行本版を全部買い揃えてしまいそうな自分が怖いで..
Weblog: la aqua vita
Tracked: 2006-11-16 20:21