2006年11月13日

ROMES 06:五條瑛

ROMES 06
五条 瑛著
徳間書店 (2006.10)
ISBN : 4198622396
価格 : \1,890
通常24時間以内に発送します。


西日本最大級の新空港西日本国際空港は、世界最新鋭の警備システムROMESに守られた海の要塞。
そのROMESを操るのが、成嶋優弥。
ずば抜けた知能と能力、そしてつかみ所のない言動の持ち主で、彼の信じるものは、愛犬ハルと、ROMESのみ。
ある日、平和だったその空港に、複数のテロ予告が届き、ROMESが作動した。




男が二人登場するから萌えるのか。
命がけの攻防だから萌えるのか。
五條作品だから萌えるのか。

なんだっていい、萌えたよ。

アマデウスとサリエリじゃないけど、天才に嫉妬する努力の人、という図が、実はたまらなく好きらしい。
永遠に重なることのない次元を生きてるような気がして、それでも、その高みを目指してひたすらに手を伸ばそうとする、ある意味無様な姿晒すのも、それはそれで美しかったりする。
まさに、ROMESの最高運用責任者にして、天才であり変人の、成嶋優弥に、限りないあこがれと尊敬を持ちつつ、どこか苦々しい気持ちを持ってる砂村多駒。
成嶋は、人なんてあてにもしてない、信頼だってしてない。
信じられるのは、自らが運用するシステムと、犬のハルのみ。
そんな成嶋の様子にいらだつのが砂村。
彼の役に立ちたい、もう少し頼りにされたい、そう思いつつも、どうしても近寄ることを許されず、そのことに落胆してばかり。
どこか抜けてばかりの成嶋を、文句言いつつもフォローし、入れ立てのコーヒーを飲んだ瞬間の嬉しそうな顔を見るためだけに、まめにコーヒーを入れ直したり。
とにかく健気な砂村は、極稀に成嶋のテリトリーに入れる瞬間がある。
でも、砂村のあの気分の高揚する感じって、なんなんだろう。
彼には彼女がいて、何もかも捨てても大事、といえるほどの存在にないにしても、”好き”には違いない存在。
そんな彼女より、どこか彼の心を引きつけるのは、成嶋の方。
ROMESの前では絶対君主であり、ハルといればただの親ばか飼い主、年上の部下の前で、真面目さのかけらもない言動で煙に巻いて、何がホントで、何が嘘か、でもそんなすべてが成嶋で。
どうしようもなく魅力的な男であることは間違いない。
でも、とどめはきっと、「信用していいんだろ?」の一言。
警備システムを運用する部署にあって、絶対的なマイナス点を抱えている砂村に、それは、恋に落ちても、全然不思議じゃない(笑)

正直、あらすじを読んで、ちっと舌打ちした私がバカだった。
成嶋の相棒が、ワンコ(生物学上、ホントに犬)と知って、なぜ、ワンコ系じゃないのかと、心底ガッカリ(笑)
確かに読み終わって、あらすじは間違ってない・・・。
間違ってないけどさあ(笑)
・・・まあ、腐女子的あらすじを徳間さんに求めた私がいかんのだけど。
それにしても一体、どれだけ五條さんに躍らされれば懲りるのだ。
posted by 棗 at 17:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 萌え | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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