2012年03月10日

ヘブンノウズ:英田サキ


<あらすじ>
君が恋に落ちる相手は、すでに君のそばにいる

「私はね、君の絵に恋をしたんだ」
ベストセラー作家の渋澤征武と知り合ったその日旭はそう告げられた。
半年前にある事件で母を亡くし、ショックから言葉を失った幼い弟と暮らしている旭は、もし、あの日、もしあの時・・・
そんな後悔に囚われて毎日を送っていた。
けれど、渋澤に会った日から、すべてが変わり始めた!
恋人はつくらない主義と宣言する渋澤、男女問わず恋する薫、執事の宇喜田を始め、個性豊かな渋澤邸の住人たちに、最初は反感を覚えた旭だったけれども!?

渋澤邸に集うのは才能あふれる人間、それとも・・・!?
待望の新シリーズ開始!!


久々の英田さんのSHYノベルスは、シリーズモノでした。
これは続きが気になります!
4月が楽しみ(≧∀≦)





”ヘブンノウズ”と聞いてまっさきに『バカな犬ほど可愛くて』に出てきたゲイバーを思い出し、まさか最近見かけるオネエ系攻め…?とか思って、ちょっとビビってました。
あらすじ読むかぎりそうでもなさそうだし、どうなのかなーと思ってましたが、読んでみたらあのお店は全然関係なかったです。

母親を亡くし、そのショックで言葉を失った小さな弟・ミツルをひとりで育てている旭。
趣味で描いていたイラストがベストセラー作家・渋澤の目に止まり、彼の本のイラストを担当することに。
アルバイトとミツルの世話で、お店と家の往復ばかりだった日々に突然降って湧いた話に驚きを隠せないまま、その作家本人と会うことに。
母親の死以来、心を閉ざしミツルはそこで初めて会う渋澤に妙に懐いてしまい、いままで頑張ってきた旭は複雑な感情も。
でも、ミツルがあっさりと渋澤に懐いてしまったのは、ちょっと意外な訳も…。
そして一方、旭はアルバイト先のレストランの先輩の失踪事件にも巻き込まれてしまう。

渋澤邸には、渋澤、友人の薫、いとこの道朗、執事の宇喜田、その甥・永一というたくさんの住人がいます。
でもなぜか皆が家族に縁がない…。
そしてその中に旭とミツルも交じることになるのだけど、寮とか下宿のような雰囲気とは違うし、家族とも違う。
でもひとつ屋根の下に身を寄せ合うのは、みんな寂しさ抱えてるのかな…。
旭は母親をなくして、弟のためにも随分頑張ってるけどその頑張り方が、やっぱりちょっと痛々しい…。
他に頼れる人がいないから、しかもミツルも具合がいいわけじゃないから、やっぱり普通以上に頑張ってると思う。
でも、そう簡単にミツルが良くなるわけでもないし、先のことも見えないし、必死すぎるほど必死だから、ある瞬間折れてしまいそうな雰囲気まとってる。
渋澤に、いろいろミツルのことや生活のこと言われて、すぐムキになって抵抗したがるのは、やっぱりそうでもしなくちゃ自分が保てないんですよね。
ああやって甘えることをしない子供(…ってほど子供でもないですけど)は、読んでて辛いんです。
渋澤がそんな旭をどう思ってるかはまだはっきりとは読み取れないけど、いくらでも手は差し伸べてくれますよね。
こういう受と攻の関係は、萌えツボど真ん中過ぎて、萌え転げそうになった…。
ただ、恋愛感情に関しては、まだまだこれからな感じ?
美貌の占い師薫ちゃんの占いだと、旭の恋愛は前途多難…なのかもしれない。
たしかに、旭は渋澤に惹かれるものを感じながらも、不安も生まれてますよね。
それは渋澤が、本気の恋愛しない人だから。
でも、渋澤、結構旭のまわりの悪い虫駆除しようとしてなくもないかな〜と思ったり…。
まあ、オトナは言葉と行動が矛盾するのはザラですからね(笑)

読み終わって、改めて表紙をじっくり見たら、ああ!って感じでした。
ほんとに奈良さんのイラストは、いつもドラマがあるな〜。
posted by 棗 at 16:27| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>英田サキ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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