2006年10月03日

運命の鍵開けます:いおかいつき

運命の鍵開けます
いおか いつき著 / あじみね 朔生〔画〕
雄飛 (2006.10)
ISBN : 4902543567
価格 : \893
通常2-3日以内に発送します。



警視庁キャリアの九条義臣と、鍵屋の日向新は、高校時代の同級生。
それがある殺人事件をきっかけに、再会を果たすことに。
そんなある日、ゲイバーに出入りするところを新に見られてしまい、それをネタに関係を強要されてしまう。
事件を追うがわの九条と、事件の容疑者となった新。
あこがれていた新との関係に思い悩む九条、そんな時、また事件が起こる・・・。
鍵屋×刑事モノ。


小冊子、小冊子と騒いでた、いかおさんの新刊です。
なんだかんだ言って、いおかさん、すごく好きらしいです(笑)
この作品も、最初買う予定なかったんですけど(・・・)、小冊子に、アノ人が顔を出してるという噂を聞きつけ、買ってしまいました♪
そしたらもう、嬉しい誤算と言うか、なんというか、大好物の同級生モノ!
・・・でも、読むまで、表紙のイラストから、メガネインテリ攻×やんちゃ受だと信じていました。
帯みて、はあっ?!でした(笑)




メガネ、それは甘美な響き・・・。
かけて良し、外して良し、外されて良し、の三拍子そろった、スーパーアイテム。
しかも、受の九条は、警視庁キャリアのインテリメガネ。
それが外すと・・・犯罪!!
と叫びたくなるほどの、かわいらしさ。
・・・新が、つい食ってしまいたくなったのも、わからなくもない、かも(笑)

そんな、メガネが素敵な九条は、エリートゆえの苦悩というべきか。
若くして刑事課課長のポストを手に入れてしまったがため、現場の刑事たちとうまくやっていけず、ただ日々居心地の悪い思いをしながら目の前の仕事をこなすだけ。
元々、警察の仕事がしたかったわけでもなく、そういう風に生きるのだと教えられた道をただ歩んできただけ、そんな思いもあって、なかなか職場に馴染むこともなければ、打ち解けることもできない。
ただ時間が経ち、異動になるのを待つだけ。
そんな九条の前に現れたのが、高校時代あこがれていた、日向新。
九条の担当する殺人事件の、発見者であり容疑者でもある男。
九条とは正反対の男で、考えるより先に行動できて、人当たりもよく、明るい性格の持ち主。
二人は事件のことだけでかかわり合うはずだった。
けれどゲイであることをひた隠しにしている九条が、ゲイバーに出入りしていたところを、新が偶然見てしまう。
それをネタにして関係を迫る新に、つい頷いた九条。
最初で最後のつもりで身体を重ね、どんなに新に惹かれていたのかを思い知り、九条はひとり後悔する。

九条は、ホントに考え過ぎで、マイナス思考で、その華やかな経歴からは想像もつかないほど
孤独。
一方の新は、動物的というか、本能だけでどこまでも動けてしまいそうな存在。
身体だけの関係を持つことだって、簡単に割りきれてしまうし、据膳は食わずにいられない(笑)
その節操のなさに、ちょっと待った〜!!と言いたくはなったけど・・・。
あんまりにも九条が、かわいそすぎて。
でも、意図的に特別な誰かを作らないというスタンスを守ってきた新が、変わったのって、やっぱり九条の存在があるからなんだろうと思えば、まあよかったね、と(笑)
・・・それにしても、新のポケットから落ちた、某えすえむクラブのチラシを見て、本気でおびえる九条が最高でした。

そして、このお話は、続編があったりしないんでしょうか?
読みたいなー。




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