2012年01月18日

忠誠の代償 〜聖なる絆〜:六青みつみ


<あらすじ>
魔獣に脅かされるラグナクルス帝国―唯一魔獣を倒すとされる聖獣と誓約を結び、人々は自らを守るために戦闘を繰り返していた。皇子ヴァルクートは、最高位の聖獣と絆を結ぶ前に、長兄の謀略によって辺境に追いやられてしまう。荒くれた警備兵を率いながら、監視の仕事に明け暮れていたとき、思いがけず野良聖獣キリハの繭卵を見つける。キリハに呼ばれるように、誓約を交わすことになったヴァルクートだったが…。


六青さんのファンタジー♪
とはいえ、私はファンタジー系は嫌いじゃないけど、特別好んで手に取る方ではないので、う〜んと思ってたんですが、友人におすすめされて読んだら…。

モフモフ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!





ということで、全国のミミシッポ党のみなさん、モフモフですモフモフ(≧∀≦)
それだけでテンション上がったんですけど、六青さんの作品にしては、痛くない(笑)
とってもかわいいお話でした。

人は聖獣と誓約を交わすことで、魔獣と戦う力を得る…。
でも、人にも聖獣にも、”位”があるわけで、身分の高い人程、力のあるより強力な聖獣と聖約がかわせる。
だけど、皇家の四男坊にして、父親である王から家臣その他もろもろから愛される皇子ヴァルクートは、長兄にそれはもう疎まれ、辺鄙な土地に飛ばされ、自分が誓約を交わすはずだった聖獣までも奪われてしまう。
…うん、このヴァルクート、(長子的な意味で)私も嫌いだろうなとじつは思った(笑)
辺境に飛ばされれば、そこでしっかり成果上げてしまうし、聖獣奪えば、そこで野良聖獣キリハを見つけて誓約かわしてしまう。
これほどイビリ甲斐のない男いないでしょ?!(笑)
BLにおいての攻様としては、素敵過ぎるほどすてきなんですけどね、もちろん。

この人と聖獣の誓約は、お互いに唯一無二の存在となるほどの、濃密なもの。
しかも、ある意味、人は聖獣のお母さん的存在だったりするわけで…。
なんていうか、ヴァルクートだけじゃないけど、みんな「うちの子かわえええええ」状態なのです。
ま、そんな関係じゃないところもあるんですけどね。
ただこの国の掟として、身分の高い人ほど、いい聖獣と誓約を交わすっていうのが、決まり事なので、いくら四男とはいえ、どこの馬の骨ともわからない野良聖獣と誓約を交わしてるっていうのは、本人が気にしてなくても周りはいろいろいうもので。
キリハ、凹みまくり。
しかも、ヴァルクートは本来誓約を交わすべく存在した聖獣もいたので、その存在を知ったキリハ、ダブルでショック。
そこでいまいち詰めの甘い男なのが、ヴァルクートだったりするのです。
キリハをかわいいかわいいと思いつつ、その思いがけしからん感情なのではないかという自覚があるだけに、変に策を講じるから、余計にキリハを怒らせることに。
そしてキリハも、箱入り息子なだけに、色恋沙汰にはとことんにぶい。
でも、気持いいことに逆らえないのは、本能なんだね。

しかし、このお話、BLというよりはファンタジー小説としてものすごく楽しんでしまった気がする。

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