2006年09月21日

やさしく殺して、僕の心を。:神奈木智



<あらすじ>
美貌という名の唯一の武器だけでこの世の中を泳いできた神崎菜央。
その商売柄、トラブルに巻き込まれることとなり、刺されそうになったところを、ある男に助けられる。
エリートのように見えながらも、どこか普通ではない雰囲気をまとった男、室生龍壱の出会いがそれだった。
お礼にキスのひとつを奪っていった室生の正体は、大手暴力団の幹部だった。
ヤクザ×ジゴロモノ。

ということで、小説では初めての、神奈木さん。
わりと長いこと買うのを悩んでたんですが、シリーズ第三作がでたことだしということで、思いきって購入。
ああああ、ストライクだよー(笑)
とくに、この二人の関係が。
いい年したオッサンが、ガキだと思ってる相手に実はベタボレって、どうよ?
ツボもツボ・・・最近知りました(笑)


両親をなくした菜央は、ジゴロとして日々を生きていた。
そんな生活を続ければ、自然とトラブルは生まれ、別れ話がこじれたあげくに、相手に刺されてしまう。
そんな菜央を救ったのが、室生。
一之瀬組のナンバー3。
死にかけた菜央を拾って、知り合いの医者に診せたり、退院した菜央の身柄を引きとって面倒みたり。
・・・肩書のわりに、結構お父さん体質(笑)
なんだかんだいいつつ、菜央のことをずっと気にはかけてる、室生。
そんな室生にしっかり面倒をみられてる菜央は、いままでの生活はなんだったのかというほど、おとなしい・・・。
人の心を手玉にとって生きてきたはずなのに、室生の前では、変にかわいいんですよね、菜央。
妙に純真だし、素直だし。
その上、傷つきやすい。
傷つかない生き方してたはずなのに、なんだかそんな生き方全部忘れたみたいで、その一生懸命さは、結構好きだな。
でも、そんな生活をしてきた菜央っぽいなと思ったのが、どこか刹那的なところ。
ちゃんと最後まで抱いて欲しいという、室生への言葉は、ちょっと切なかったなあ・・・。
室生は、ホントに、大人だからこそ、素直じゃないというか、不器用。
しかも、やっぱり先のことまで見通せてしまえる。
菜央とは全然タイプ違うんだなと。
そんなだから、自分の立場を考えると、無関係な菜央を、血腥い自分たちの世界に近付けたくはないし、なによりも失うのは怖い。
だからこそ、遠ざけたい。
でも、それならなおさら、つまみ食いなんてしたらダメなんだってば!!(笑)
完食しましょうよ、完食。
・・・しかも、このつまみ食いかげんが、極悪だなあと私は、ひっそり思ってました。
そこら辺が、大人の事情なんでしょうが。

そして、この一之瀬組・・・どうしましょうよ(笑)
室生と菜央以外にも、素敵なメンズがわんさかでてくるんですが、みんなデキとるんかい?!

posted by 棗 at 09:39| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>神奈木智 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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