2011年11月30日

ささやかな幸せ:藤森ちひろ


<あらすじ>
最初は、ほんの出来心だった―。アートディレクターの瑛司は、老舗会社から依頼を受ける。そこで出会った御曹司の雅之は何事にも控えめだが、瑛司への熱い想いを眼差しに乗せ、伝えてくる。同情か、好奇心―あるいは、欲望か。その想いにつけ込み、躰だけの関係を結ぶ瑛司は、ベッドでは淫らな雅之との情事に溺れ始める。しかし傲慢な自分に対する罰なのか、雅之の切り出した言葉に…。一生に一度の思い出なんて、俺はいらない―。


初読み作家さんです。
町屋さんのイラストの雰囲気がぴったりですよね〜(*´д`*)
すごく可愛いお話でした。



帯に『傲慢なアートディレクター×控えめで従順な御曹司』とあって、じつはちょっとびくびくしてました(笑)
傲慢攻…その傲慢さ加減ではダメかも…と思いつつ読み始めたんですが、このくらいの傲慢さなら可愛いものです。

一方の雅之は、老舗文具メーカーの御曹司。
それもあって、おっとりしてて育ちの良さがにじみ出てる、でもできる家族に囲まれたからかちょっと控えめを通り越して、自分の意見を押し通そうとする我の強さは感じられない。
瑛司とはタイプがぜんぜん違うんですよね。
だからこそ、自分自身に自信があってクリエイティブなお仕事して、そんな瑛司に惚れてしまうというものです。
雅之も、片思いしてても、付き合ってても、自分になかなか自信がもてなくて、ずっと「自分なんて」って思っちゃう。
それを怒る瑛司の気持ちもわかるけど、ずっと自分にダメだしされてきた雅之がすぐにそう思うことを否定はできないです。
そこですぐ自信が持てるような人だったら、今まで苦労してないしね。

あたりまえだけど、会話は大切だよね…。
態度だけで示そうなんて、傲慢にもほどがある。


posted by 棗 at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>イロイロ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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