2011年11月08日

遠くにいる人:ひのもとうみ



<あらすじ>
家具工場に勤める佐倉治樹は、本社から移動してきた上司の小田島達朗に恋をした。彼の素行の悪さを知る治樹の幼馴染は、小田島だけは止めておけと何度も言うが、地味な治樹にとって華やかな小田島は憧れずにはいられない存在だった。そして小田島はなぜか事あるごとに治樹をかまい、特別な優しさを向けてくる。期待してはいけないと思いつつ、治樹はその幸せを受け入れはじめるのだが…。


表紙のイラストの雰囲気が素敵でずっと気になってたお話です。





己の価値がわかってて自信満々な攻と、自分の容姿に自信がなくて卑屈な受の、恋愛でした。
なんというか小田島には何度となくむかついたな(笑)
自分に治樹が気があるっていうことわかってて、いいように振り回してしまう。
その気もないのに、優しくしたり。
色恋沙汰には慣れてるんだろうけど、人の心の痛みには、すごくにぶいよね…。
サイテーだと思う(笑)
そんな最低な男に運悪く惚れてしまった治樹は、ほんとに男を見る目がない…。
自分に自信もないし、本気の恋愛したくても”自分なんて”という気持ちもあって、手っ取り早い相手しか見つからずに、ひどい結果になってばかり。
そんな痛い目見てても、小田島を好きにならずにいられなかったんだよね…。

とにかくこの二人は、自分に対して自信がある人とない人だから、些細なことでも言葉が足りなければあっという間に気持ちがズレてしまう。
小田島は態度で示してやってます的な感じだし、治樹は言いたいことも飲み込んじゃうし。
出だしから失敗してる二人なのに、二人の性格の違いのおかげで、近づいたかと思えば、離れてしまう。
そして離れたら、なかなか戻れない。
なのに、お互いに相手のことが気になってしょうがない。
好きって気持ちがあっても、それがうまく相手に伝わらなかったら、本当に意味が無い。
読んでいて、すれ違っていく二人を見てるのは切なかった…。

治樹の幼なじみの三津こと、みっちゃん。
彼、イケメンすぎ!
彼こそ、影の主役(笑)
posted by 棗 at 21:18| Comment(0) | TrackBack(0) | BL(小説)>イロイロ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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