2011年10月30日

未成年:かわい有美子

かわい 有美子
幻冬舎コミックス
発売日:2009-08-19



<あらすじ>
大阪でも有数の進学校、綾星学院。高等部から外部編入した水瀬智宏は周囲との軋轢に惑うが、やがて、伊集院篤彌、浅井亨、東郷馨というかけがえない友人を得る。彼らとの時間が、退屈だった智宏の学園生活を鮮やかに染める。しかし季節は移ろい、四人の感情と関係は徐々にそのかたちを変えて…?初期作品、書き下ろし短編も収録して待望の文庫化。


高校生は眩しい!




大昔、私がうら若き頃、高校生たちの青春モノドラマがありまして、その最終回でその後の彼ら彼女らが集まるわけなんだけど。
あの狭苦しい学校という社会の中で、好きだとか惚れたとか、そんな様々な恋愛模様を見せてくれた子たちも、今はもう別の人と付き合ってますみたいな終り方で、当時エライ衝撃をウケたのです。
あの愁嘆場はなんだったのか、あの告白は何だったのか、っていうか恋愛感情って永遠じゃないのか!って。
…若かったから、その時の恋愛が永遠だと信じてたんですよ。
今思えば、そりゃあそうだって思えるんだけど、当時は納得がいかなかった。
あの最終回がなければ最高だったと、ずっと思ってた(笑)
あの頃読んでた少女漫画なんて、初恋が成就してずっと一緒よ的な感じだったきがする…。

で、長い前フリでしたが、この「未成年」。
高校生四人の友情と恋愛の青春ストーリーなのですが、これ結局結論でてないんだよね?
四人のうちの三人が三角関係でもやもやするんだけど、恋愛と友情のごちゃごちゃになったような、学生時代にありそうな狭い世界で生まれる名前のつけがたい複雑な感情と言うべきか…。
その気持ちを彼が恋愛だと結論づけることに異論はないです。
そしてこんなふうに、誰かと誰かがくっついて…みたいなはっきりした形に収まり切らないのも、ありなんだなと思えます。
だから、彼らがもし大人になってバラバラの道を歩んでいて、もし何かの機会で再会したとして、その中の誰かと誰かがくっつくのも、もしくはぜんぜん違う恋人連れてても、不思議じゃない。
だからと言って、彼らが過ごした高校時代の思いが偽物だったとも思わないし、とても大事な時間を過ごしたんだということは、すごくわかる。
学生時代って、勉強とか恋愛以外にもいっぱいしなくちゃいけないことあるよね。
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